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猶太と世界戰爭
V 猶 太 鏡
二、著名なる猶太法師の言葉
一、アキバ法師
○ |
神、アダムとエヴァを總べての天使の面前にて結婚せしめたり。然る後兩人を宴に招き、選びに選びたる天國の珍味と美食とを饗したり。食卓は總べて價知られざる寶石より成れり。各石は長さ百エレ、幅六〇エレにして、美食の粹を以て滿たされたり。給仕の天使は種々なる肉類を焙り、酒を冷せり。 |
○ |
神の尊體の長さは二百三十六萬哩なり。即ち腰より上方に向ひては百十八萬哩、下方に向ひても百十八萬哩。首は十萬哩、眼の瞳は一萬一千五百哩、手は各々二十二萬哩にして、手の各指は二十萬哩。神の體を測る哩は通常の哩に非ず。神哩なり。この哩は千神エレなるが、このエレは四神指尺と手の巾一つとなり。然もこの指尺は世界の一端より他端に及ぶなり。 |
○ |
天國に於ては、千を千倍せる多數の天使立ちて、食事の間、敬虔なる人々の前に居て、口笛を吹き、提琴を彈じ、鼓を打ち、他の樂器を奏すべし。然して神はその座より立ち上り、正しき者等のために舞を舞ふべし。また、太陽も月陰も、さてはまた恆星も遊星も神の左右に座を占めて、正しき者等の名譽のため跳び躍らん。 |
○ |
神を拜せざる者の齒は三度毀たるべし。即ち、一度は此の世に於て、次はメシア來る時に於て、然して最後には來世に於て。然もイスラエル民族を喰ふ者の齒は、二十二エレの長さに伸ぶべし。 HH二、モシェー・バル・マエモン(普通哲學者マイモニデスとして知られる) |
二、モシェー・バル・マエモン(普通哲學者マイモニデスとして知られる)
○ |
汝知るべし、イエスの教に從がひて迷へる基督教諸國民は、その信仰には種々あれども、悉く偶像禮拜者なり。故に彼等は偶像禮拜者相應に扱はるべし。これタルムードの説くところなり。 |
○ |
教法師を畏るるは神を畏るるなり。 |
○ |
猶太人より盜むべからず。 |
○ |
トーラを學ぶゴイ(非猶太人)は死罪に當る者なり。但し、七つの現世的誡律を學ぶはよし。 |
○ |
人(猶太人)は如何程多くの女を娶るも差支へなし。たとひ百人たりとも差支へなく、然もそれを一時に娶るも、相次ぎて娶るもよし。然して彼の(最初の)妻は、彼が之等の總べての女に對して食と衣を與へまた夫婦としての義務を果す能力を有する限りは、彼の所爲を妨ぐる能はず。 |
○ |
賢者命じて曰く、律法によりて禁ぜられたる以外のものを誓約又は誓言を立てて絶つこと勿れ、と。それ故に何人も、許されたる事を絶つことあるべからず。 |
○ |
決して偶像禮拜者と事を共にする勿れ。また彼等を憫むべからず。その故は、申命記七章二節にその如く記されたればなり。故に非猶太人が生命の危險に瀕するか、或は河に溺るるを見るとも、之を救助することは許されず。 |
○ |
利未記十九章十一節には、汝は汝の隣人に不法を爲すべからず、と記されたり。この文句は、ゴイ(非猶太人)がその中に含まれ居らざる事を明白に示すものなり。 |
○ |
拾得物をゴイに返却せんと思ふは罪なり。ゴイの紛失せる物は、之を己が所有となすも差支へなし。『汝の兄弟の物は總べて之を返却せよ』とタルムードに記されたる故なり。然るにゴイは兄弟に非ざる故に、拾得物を彼に返却する者は罪を犯すなり。かくなすによりこの世の神を拜せざる者の勢を再び増すが故なり。 |
○ |
ゴイに金を貸す時は必ず高利を以てすべし。 |
○ |
汝殺す勿れ、との掟は、イスラエル人を殺す勿れ、との意なり。ゴイ、ノアの子等、異教徒はイスラエル人に非ず。 |
○ |
ノアの子にして離叛し、偶像を禮拜し、或は己が仲間又は仲間の妻を殺すとも、後イスラエルの信仰を受入るる時は、罪無き者なり。然も、イスラエル人を殺す時は、たとひイスラエル教徒となるとも、罪ある者にして、先のイスラエル人の故に殺さるべし。 |
○ |
タルムードの誡に於て神は命じて曰く、ゴイに金を貸すには必ず高利を以てすべし、と。これ、彼等が借りたる金により利する事なからんため、且つ又、我等が金錢にて彼等に助力を與ふることなく、むしろ損害を與へんがためなり。 |
○ |
第五十の誡は、偶像禮拜者を憫む事を堅く禁ず。 |
○ |
ゴイ、計算をなして過つ時は、イスラエル人は、我知らず、と言へ。然れどゴイをして過ちをなさしめんとするはよからず。ゴイ、イスラエル人を試みんとて故意に過ちをなすことあればなり。 |
三、ゲルソン法師
○ |
惡しき者(非猶太人)を憫むことは、正しき者(猶太人)に相應はしからぬ事なり。 |
四、ベハイ法師
○ |
アダムその妻エヴァと離婚せし百三十六年の間、常に女の天使と交はりしが、その間に男の天使生れたり。この男の天使エヴァと交りしが、その間に女等生れたり。 |
○ |
タルムードの「マコット」篇に於て教法師達が、聖書の文句(詩篇一四ノ五)はゴイ(非猶太人)にも關するなりと主張するは正しからず。その故はかの文句はゴイより高利を取るを禁ずるが如き命令を些少も含み居らざればなり。むしろこの文句は、ゴイに高利にて貸さざることにより詩篇十四に約束せられたる恩惠を受けんとする人々の取引方法をも束縛しまた困難ならしむるものと見做すべきなり。 |
○ |
總べてゴイは月經時の子にして、根絶さるべきものなり。 |
○ |
若し此の世にイスラエル人無かりせば、雨も降らず、日も昇ることなかるべし。之ら總べては唯イスラエル人のために行はるるものなり。 |
○ |
汝は主なる汝の神が汝に與へ給ひしすべての民を喰ひ盡さん」との文句(申命記七ノ十六)は、今は亡き吾等の教法師達により次の如く解せられたり。即ち、すべての民を喰ひ盡し、すべての民より掠奪することは、彼等すべてが吾等の權力下に置かれる時に始まるべし、と。 |
○ |
教法師の言葉は、生ける神の言葉なり。 |
○ |
拾得物を紛失者に返却すべしとの誡は、猶太人に對してのみ守らるべきものにして、ゴイに對しては然らず。この事に就き今は亡き吾等の教法師達の言へるあり。即ち、「遺失物とはすべて汝の兄弟の失ひし處の物を指すものにして、ゴイの失へる者は然らず。その理由は、ゴイは神に屬する者に非ずして、地の邪神に屬する者なる故なり。故にゴイの失へる總べての物は、此の世にては再び見付けらるる事なき遺失物にして、その所有者に還るべきにあらず。財寶は唯イスラエル人にふさはしく、他の民は之に値ひせざるものなれはなり。これ豫言者イザヤ(二六ノ一九)の言へるが如し」と。 |
○ |
神を畏るる者は惡しき人(非猶太人)を憎まざるべからず。 |
○ |
僞善はこの世に於ては許さる。即ち、背神者に對し慇懃に爲し、彼等を敬ひ、彼等に向ひて「我汝を愛す]と言ふもよし。即ち、必要上止むを得ざる場合、恐怖に驅られたる場合は然り。 |
五、ヱルハム法師
○ |
若しゴイにしてイスラエル人に金を貸し、それに對して抵當物を受取りたるに、そのゴイ當該物件を紛失し、他のイスラエル人之を拾得せし時は、拾得者は拾得物をイスラエル人に返却すべきものにして、ゴイに返すべからず。ゴイ抵當物を紛失し、イスラエル人之を拾得せしにより、ゴイは直ちにその質權を喪失せるなり。 |
六、ヴェネツィア版ミトラシュ(一五一六年版)
○ |
教法師の日常の言辭も、誡律同樣に重んずべきなり。 |
○ |
誡律なくしては世界も存在し得ざる如くイスラエル人なかりせば世界は存在し得ざるべし。 |
○ |
レヴィ法師教へて曰く、神が世界の諸々の民を裁き給ふは、彼等が罪の中に眠れる夜の間に於てなり。しかもイスラエルを裁くには、彼等が掟を學ぶ晝に於て之をなし給ふ。 |
○ |
割禮を受けて生れし者十三人あり、即ちアダム、セツ、エノク、ノア、タラク、ヤコブ、ヨセフ、モーゼ、サムエル、ダビデ、ヨシア、エレミヤ、エリア之なり。 |
七、エリエゼル法師
○ |
メシヤ來る時代に於て各猶太人は、埃及より出で行きたるイスラエル人の數に等しき數の子孫を持つべし。埃及より出で行きし者六十萬人なれは、各猶太人はメシヤの時代の間に六十萬人の子を持つべし。 |
八、ミトラシュ・コヘレート
○ |
神言ひ給ふ、我は我が豫言者を畜獸に過ぎざる偶像崇拜の徒の爲に遣はしたるに非ず。人間なるイスラエル人の爲に遣はしたるなり。 |
九、イェシャ法師
○ |
世界は唯イスラエル人の爲にのみ創造されたるなり。イスラエル人は實にして、他の民は空なる穀皮のみ。從つてイスラエルの他に民族なし。彼等は悉く空皮に過きざればなり。 |
十、アハロン法師
○ |
東西南北の四方角なくして世界の存立し得ぬ如く、イスラエル人無くしては世界は存立し得ざるべし。 |
十一、「シュルハン・アルフ」の註釋書より。
○ |
聖書に「隣人」と記されたる個處はいづれも非猶太人を含まざるなり。 |
○ |
ゴイの家は獸と家なり。 |
○ |
ユダの族より出づる王メシヤはいと美しかるべし。彼は腰に帶して仇に向ひ戰に出づべし。諸王君侯は殺さるべし。彼の足は殺されし者の血により紅く染まり、彼の上衣は勇士の脂にて白くならん。彼の衣服には血飛散り注ぐべし。 |
○ |
はその小指にて一群の天使を燒き亡したり。 |
○ |
その時イスラエル人と地の諸族は地獄に來たらん。其處にて地の諸族はは亡し盡され、イスラエル人は害を受くること無くして天國に昇らん。 |
○ |
エルサレム神殿の毀たれし時以來、神はその御座に在まさず。 |
十二、アバルバネル法師
○ |
この世界に於てはイスラエル人のみ存在の意義を有す。故に彼等は小麥に比べられ、他の諸國民は籾殼に比べられる。 |
○ |
選ばれたる民のみ永遠の生命を受くるにふさはしく、他の國人は驢馬に等し。 |
○ |
總べて之等の條項(三十箇條の猶太信仰箇條)を信ぜざる者は異教徒なり。故にかかる者を憎むは吾等の義務にして、彼を賎しみ、出來得べくんばその亡ぼしまた根絶するは當然の事なり。 |
○ |
イスラエルの娘に非ざる異邦の女は畜獸なり。 |
○ |
基督教徒は異教徒なり。彼等、神は血と肉なりと信ずる故なり。 |
十三、マイル法師
○ |
彼(神)は吾等の血縁にして、從がつて吾等は神の血縁者なり。而して神以外には假令天使達とだに血縁あるとは吾々の一切信ぜざるところなり。 |
○ |
世界の創造、樂園、生命の樹、智慧の木、樂園の四つの河等に關し記されたる事は、總べて文字通りの意味に解すべきなり。そは謎にも非ず。寓話にも非ず。吾等は決してかく考ふることをせず。又イスラエル人にしてイスラエル人と見做さるることを欲する者は、古の賢者が樂園に就き語りたるところを疑無き眞理に他ならずと信ずるの義務あり。そは譬喩にも非ず、誇張にも非ず。故に彼等の語りたる事は總べて疑はずして信ぜざるべからず。 |
十四、ナタン法師
○ |
天地の間に一人の天使あり、その名をミーと言ふ。この天使の職務は、主なる神をその誓約より解放することにあり。即ち萬軍の主なる神、評定に於て定めたる事を後に悔いし時は、此の天使ミーかの決定を取消すなり。 |
十五、ナフタリ法師
○ |
惡魔の長なるシェムエル及びリリート殺され、上下の基督教徒の燒盡さるる時は、イスラエルの國は全世界に及ばん。メシヤはイスラエル人の負債を悉く拂ひ給はん。 |
○ |
背神の猶太人、即ちイスラエル人を殺し或はイスラエル人の信仰より離れし者等は、死後草木又は禽獸と化せられ、その後十二箇月は地獄にて罰を受け、然る後新たに創造され、而して濟度されんがために輪廻して、先づ無生物となり、次に禽獸となり、次に異邦人となり、最後に再びイスラエル人となるなり。 |
○ |
惡魔と世界の諸民族とは、禽獸に數へらるべきものなり。 |
十七、アシ法師
○ |
犬は異邦人より勝れたるものなり。 |
○ |
基督教徒の中最も善き者を絞殺すべし。 |
○ |
若し法師、汝の右の手を左の手と言ひ、左の手を右の手と言ふとも、彼の言葉に違ふべからず。 |
○ |
世の民は地獄に墜つべし。 |
○ |
掟の言葉より法師の言葉を敬へ。 |
○ |
知るべし、法師の言葉は豫言者の言葉より美し、と。 |
十八、イスラエル文庫(パリ發行、一八六四年)
○ |
吾々はタルムードがモーゼの律法書に對して絶對的優越性を有することを認むるものなり。 |
十九、メナヘム・ベン・シラ法師
○ |
ネブカドネサルその娘を我に勸めて妻となせと言ひし時、我は答へたり。「我は人の子にして獸に非ざるなり」と。 |
○ |
汝等イスラエル人は人間なれど、他の民族は人間に非ず。彼等の魂穢れし靈より出でたればなり。然るにイスラエル人の魂の聖き靈より出でたるなり。 |
○ |
神は夜の間にタルムードを學び給ふ。 |
○ |
天上に於て困難なる問題の生ずる時、主なる神この世の法師達にも諮問し給ふ。 |
二十、ラバ・バル・ナハマニ法師
○ |
神アブラハムに言ひ給ふ、「僕はその主人の如くならば足れり」と。その時アブラハム問ひて言ふ、「何人の我に割禮を施さんとせしが、恐怖に襲われたり。彼年老いて弱かりし故なり。時に神自ら手を延べて、包皮を捕へ給へば、アブラハムそを切斷せり。吾等の祖アブラハム己れと家族の者總べてに割禮を施したる時、包皮を集めて積置けり。然るにそは、日の温熱により腐敗し、蛆蟲生じたる時、良き香料の匂の如き芳香を放ちたり。即ち、燔祭に投入るる良き香料の滿ちたる手の如き芳香を放てるなり。ここに神言ひ給ひけるは、「今より後アブラハムの子等罪を犯し、惡事を爲せる時には、我この芳香を憶ひ出し、彼等に憫みを示さん」と。 |
○ |
神が天上の學校に於て新しき命題を提示せざる日は一日も無し。 |
○ |
神はイスラエル人を審くには立ちてなし、尋問も簡單にして速かなり。世の諸民族を審く時は坐して、嚴格に長々と取調べをなす。 |
○ |
イスラエル人の祈祷は全能の神の限りなく悦び給ふものにして、そは香しくまた神の榮光となるものなれば、係りの天使サンダルフォンにより受入れられ、榮光の冠に編込まれて神の頭上に置かるるなり。 |
二十一、エリエぜル法師
○ |
割禮無き者と共に食する者(猶太人)は犬と共に食するに異ならず。 |
○ |
黒人が他の諸族と異る如く、イスラエル人はそのよき業の故に他の諸族とは全く異れる者なり。 |
二十二、アブラハム・ゼバ法師
○ |
イスラエル人はアダム(人間)と呼ばれん。然れども他の諸族はアダムと呼ばるることなし。 |
○ |
人間の獸に優れる如く、猶太人は他の諸民族に優れるものなり。 |
○ |
「世界は唯イスラエル人のみの爲に造られたり。」この文句は極めて明瞭なれど、人々は之をなほよく熟考しまた味ふべきなり。イスラエル人に掟の與へられし時、イスラエル人はその掟によりて種々の美點を悉く保持せしが、他の民は掟を受入れざりしにより之等の美點を全く有せざるなり。 |
○ |
イスラエル人は、他の總べての民に對し優越する者なり、他の諸族の中には賢く利き者唯一人も居らざるに、イスラエル人にあつては全部が特に賢く利き人間なり。 |
二十三、シェフテル・ホルヴィッツ法師
○ |
一人のイスラエル人の魂は神の前に於て他の民族全部の魂よりも價値多く、また神によつて悦ばるるところのものなり。 |
二十四、リプマン法師
○ |
エサウの子等は吾等が兄弟なり、と言ふ者あらば、我答へて、そは眞ならず、と言はん。彼等曾ては吾等の兄弟にして、彼等より高利を取る事も禁ぜられたりしが、今日に於ては彼等はかかる恩惠に浴する價値なきものとなれり。仇により神殿の毀たるるを見し時、吾等を助けざりし故なり。然のみならず、却つて神殿を毀つを助けたれば、彼等は吾等に縁なき者なること明らかなり。更に彼等は割禮を受けざる故に、自ら吾等の敵なりと思ひ居るなり。 |
二十五、キムヒ法師
○ |
掟は兄弟より高利を取るを禁ずれども、他の者より高利を取るは差支へなしとす。 |
○ |
基督教徒は偶像禮拜者なり。彼等十字架の前に跪く故なり。 |
二十六、アシェル法師
○ |
十字架は偶像禮拜に屬するものなり。 |
○ |
加特力教司祭が手に持つ銀の十字架及び香を焚く香爐は偶像禮拜に屬するものなり。 |
○ |
神殿の毀たれし以後、神にも安き時なし。天國に出で、正しき者等と談らふ時のみ、多少の慰めを感ずるのみ。 |
○ |
金曜日の夕の黄昏時に神は惡魔を創り給へり。然るに程無く安息日來りしにより、神は彼等の衣(肉體)を創るに到らざりしなり。また、彼等が肉體を受けざりしは、人間が肉體を受くる事を彼等好まざりし罰なり、とも言はる。 |
○ |
天使の主要職務は、夜、人間に睡眠を齎らすことなり。諸々の民の魂は惡魔より出でしものにして、畜獸の有する魂の如し。 |
○ |
神は猶太人の魂六十萬を創り給へり。聖書の各節は六十萬の解釋を有し、各々の解釋は一の魂と關係あればなり。 |
○ |
法師の言葉を嘲る者は、地獄の煮え立つ糞の中にて罰せらるべし。 |
二十七、ロイベン法師
○ |
偶像禮拜者は畜獸と呼ばるべきものにして唯最廣義に於てのみ人間と呼ばれ得るに過ぎず。 |
○ |
イスラエル人は人間と呼ばる。然れども偶像禮拜者は汚れし靈より出でしものなれば、豚と呼ばるるなり。 |
○ |
割禮を受けずまた安息日を守らざる者は人間に非ず。 |
○ |
天上にも地上と同じき數の高等なる學園あり。神も其處にて熱心にタルムードの研究に從事す。 |
二十八、シメオン・ハダルサン法師
○ |
他の諸族はイスラエル人と同じ姿を有すれども、眞の人間に比ぶれは模造に過ぎず。彼等は、ダニエル書四の十四・十七に記されたる如く、劣等なる種類の人間なり。之に對しイスラエル人はアダム(人間)なる語の眞の意味に於ける高き價値ある人間にして、この故にまた單に人間とも呼ばるるなり。 |
○ |
イザヤ書の註釋に曰く、神殿の毀たれし以後神は怪巨魚と遊び給はず。その代はりに學童にタルムードを教え給ふなり。 |
○ |
もしイスラエル人無かりせば、この世に幸福なかりしならん。これ申命記二八の八に記されたる如し。またイスラエル人無かりせば、天の諸星も昇らざるべし。これエレミヤ記三三の三五に記されたる如し。また地の上に雨の降る事なかるべし。これ申命記二八の一二に記されたる如し。 |
○ |
涜神者(非猶太人)の血を流す者は、神に生贄を捧ぐるに等しきなり。 |
二十九、法師の文書(フランクフルト・アム・マイン發行、一八六七年)
○ |
平穩無事を希ふ爲に涜神者を慇懃に遇する者も、彼に關し善き事を語る勿れ。また鄭重なる態度を示す際にも、注意して涜神者を眞に尊敬するものなりと人々の信ずる事なきやう心せよ。一般に慇懃を示す際には、その者の眞の功績の故に非ず、彼の富即ち彼の幸運の故にかく爲すといふが如くせよ。然しいづれにせよかかる事は罪にして、涜神者に慇懃になす事は、涜神者勢力を得て我々を害し或は我々に損害を與ふる恐れある場合のみに許さるるなり。但し人間(猶太人)の問題にて涜神者を襃め、彼に關し善き事を言ふべからず。 |
三十、「猶太祈祷集」より
○ |
(新年二日以前のもの)彼等非猶太人の評議を狂氣を以て惱まし、その思想を亂し給へ。彼等の君侯を狂氣ならしめ、彼等が吾々になしし如く彼等になし給へ。 |
○ |
(同じく新年の二日前のもの)汝の顏を隱さずして、呪はれし者等我等に抗い立ち、又狂氣じみたる協議をなして我等に害ある決議をなす時は、吾等の危きを見そなはし給へ。呪はれたる者達は、吾等が萬軍の主と呼ばるる吾等の救主に助けを求め、白と紅の衣をまとひ、數萬の武裝せる者に圍まるる吾等の友に寄り頼むを妨げんとす。而して救主の言葉を輕んじ、彼を苦しめ、賎しむべき偶像を眞の神として崇め、その像の前に身を屈め、之に仕ふべきなり、と言ふ。この汚れし死せる神は現はれて以來未だ幾何も無きものなり。故に之を神と等しく見做す理由は何處にありや。……呪はれし者共の肉體を亡ぼし、舌を硬く乾からびしめ、高慢心を卑め給へ。彼等是にて踏み蹂られんことを。彼の心は裂けよ。而して彼等貢ぎを納むる者とならんことを。 |
○ |
ゴイに復讎をなし、諸々の民を罰し、支配權を有せる涜神者の笏を毀ち給へ。偶像を亡し、汝一人盛んならんことを。 |
昭和十八年八月十日初版印刷
昭和十八年八月十五日初版發行(三〇〇〇部)
出版會承認い15077號
著作者 愛宕北山(あたごほくざん)
發行者 東京都麹町區霞ヶ關三ノ三
石山皆男
印刷者 東京都麹町區霞ヶ關三ノ三
ダイヤモンド社印刷部
神尾福太郎
(東東二三)
發行所 東京都麹町區霞ヶ關三ノ三
ダイヤモンド社
振替東京二五九七六
電話銀座四一五五
猶太と世界戰爭
定價 停 三圓 日本出版協會會員番號一一六五一〇號
特別行爲税相當額十五錢 東京都神田區淡路町二ノ九
合計 三圓十五錢 配給元 日本出版配給株式會社
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