<資料6>利払い費及び利払い比率の推移
<2005.08.09>
国債は借金ですから、当然、利子がつきます。
利子の返済は、実質的な富を何も生み出しません。
ただ、消えてなくなるお金です。
私たちが血と汗と涙を流しながら働き収めた税金の20%ものお金が、ただただ消えていくのです。
ちなみに借金が増えているのに利払い費が低く抑えられているのは、金利が恣意的に低く抑えられてきたからです。
【参考】金利の推移
金利は、いつ暴れだすか誰もわからないモンスターみたいなもので、金利の上昇は国債暴落の引き金をひくことになります。金利が上昇すれば国債残高は更に膨らみ、財政状況は自動的に悪化します。
仮に金利が1%上昇すると、国債の利払い費は1兆2000億円増加します。
今日の1兆円は金利5%(世界的に標準の金利)で計算すると、60年間で2兆8000億円にもなります。
600兆円の国債を償還するには、1680兆円ものお金が必要となるのです。
ですから、今この時点で日本人の個人金融資産の総計を軽くオーバーしているのです。
★ワンポイントレッスン★
金利上昇の恐怖
日本銀行が国債を引き受けるとハイパーインフレがおきる!?