Anti-Rothschild Alliance

HOME

資料室

HOME>>資料室 TOP>>シオン権力と戦争

シオン権力と戦争

【石油のための戦争か、イスラエルのための戦争か:公にされた記録】

シオニスト権力構造のイラク戦争支持は、52の主要なユダヤ組織とともに、有名な作家、時事評論家そして団体指導者たちによる、開けっぴろげで執拗なプロパガンダ・キャンペーンであった。そこには何一つ「陰謀」も「謀略」も無かったのだ。シオニストのキャンペーンは厚かましいほどに公表され攻撃的で繰り返されたものであった。

米国主要ユダヤ人組織代表者会の広報誌の重要なプロパガンダ機関であるデイリー・アラート紙、2002年から2007年9月までの1760部をきちんと読み直してみるならば、我々はシオニスト権力構造の見解の科学的なサンプルを手に入れることができる。それぞれの紙面には平均して5つのイラクおよび/またはイランとの戦争、あるいはそれに向けての動きに都合の良い記事が書かれていた。デイリー・アラートは、ワシントン・ポスト、ウォールストリート・ジャーナル、ニューヨーク・サン、ザ・ニューヨーク、ロサンジェルス・タイムズ、そしてロンドンのデイリー・テレグラフやタイムズ、Yネットその他の新聞で常連の主だったリベラルや保守、そしてシオン・ファシストの作家や学者たちによる評論記事を大きく取り上げた。言い換えると、戦争開始前と侵略後の時期に、親イスラエル・ユダヤ諸組織はおよそ8800ものイラク戦争賛成のプロパガンダを作成し、それを傘下の組織と連邦議員全員、上級機関の指導的な地位にある者達全員に配布し、各地域の活動家とワシントン・ロビイストたち(AIPACだけでも150名)の軍勢、さらには各地域と地方の支部から来る何百名ものフルタイムの活動家達にフォロー・アップさせていたのである。

主要なアングロ・アメリカ系の産業経済新聞、ファイナンシャル・タイムズの2002年から2007年9月までを調査して比較するならば、イラクとの戦争および現在のイランに対する巨大石油産業の政策についてはもはや明白である。私はファイナンシャル・タイムズその社説、論説および意見記事の1872件を調査してみたが、大手(あるいは中小)石油企業のスポークスマンや代表者によるイラク侵略と占領、およびイランへの爆撃を求めているような記事や寄稿は唯の一つとして存在しない。石油ロビーも無いし、議会とブッシュ政権に米国の石油利権を防衛するために戦争に向かうように要求する草の根的な組織なども無かった。しかしシオニスト権力構造は活動的であり、武装解除され制裁を受けるイラクが核武装のイスラエルに対する「現存の脅威」であるかのような虚構を全面に出した。

米国によるイランとの軍事的対決を求めるプロパガンダに関しても、シオニストと巨大石油産業の同様な比較によって、米国がイスラエルのための中東戦争に加わるようにせきたてる主要なユダヤ人組織の集中ぶりについての同様な見解が裏付けられる。2004年から2007年9月までの間(3年と9ヶ月間)、例のシオニスト・プロパガンダ紙であるデイリー・アラートは、960部の中で平均して6つの記事が、米国かイスラエルによる即座のあるいは近い将来のイランに対する予防的な軍事攻撃と、国連安保委員会が支持できるものよりも強力な経済制裁、組織的な資本引き揚げとイラン・ボイコットを強く求めている。同じ期間にあるファイナンシャル・タイムズの1053部を調査してみると(ファイナンシャル・タイムズは週に6回、デイリー・アラートは週に5回発刊されるのだが)、巨大石油企業の代表者や広報官による対イラン戦争を支持する寄稿や論評記事はただのひとつとして見つからない。逆に、イラクの場合と同様にだが、主要な石油企業のリーダー達は、イスラエルにそそのかされた戦争がこの地域全体を不安定化させ現存の石油施設の破壊を導き、輸送ルートと航路をだめにし、そして有利な取引契約を取りやめにさせる懸念と恐れを表明する。昨今のシオニスト・プロパガンダとは対照的に、ビッグ・オイルは米国がイランでの投資活動に反対する制裁措置を解除するように求めている。ビッグ・オイルが競争相手よりも有利な取引を失っているからである。

「左翼」のトロツキスト・シオニスト連が主要な戦争推進者として巨大石油企業を指名するのとは全くもって逆であり、テキサスの巨大石油企業はサダム・フセインのイラクともうかる商売をしていたのであり、このすでに処刑された指導者との違法な契約で何億ドルも稼いでいたのである。テキサスの石油長者であるオスカー・ワイアット(Oscar Wyatt)が最近、サダム・フセインに賄賂を渡していたことで起訴されたのだが、戦争前のイラクとの有利な石油取引に携わっていた多くのビッグ・オイル・ディーラーたちの一人である。(ファイナンシャル・タイムズ、2007年10月2日、2ページ)

このページのTOP

シオニストの戦争挑発:恐怖と毒 >>