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コラム

■ 世界初の株式会社「東インド会社」−資本主義の発展への道筋(2)−

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1600年頃、世界で初めての株式会社が設立されました。
それが『東インド会社』です。

16世紀中頃のヨーロッパでは、アジアとの航海貿易がさかんに行われていました。しかし、大きな船や船員を用意するのに、たくさんのお金が必要でした。船が出港したあとも、悪天候により船が沈没することもありますし、海賊に襲われる場合もあります。そうした万が一の事態が起きた場合、大きな損害が出てしまうので、とても商人ひとりでは責任を負いきれません。そこで株式という仕組みが生まれたのです。

出資者たちからお金を集めて貿易を行い、儲けが出たら、資本を残して利益だけを出資者(=株主)たちに分配します。残った資本は次の貿易の費用に使われます。少しずつ資本の額を増やして、貿易の回数や量を増やし、事業をどんどん大きくしていきました。事業が大きくなれば、株主に分配できる利益もどんどん増えていきます。

株主は、出資額に応じて利益の分配(=配当)を受けることができます。また、万が一の場合の損害は、出資額の範囲内におさめることができます。こうして始まった株式会社のしくみは、現在の株式会社の仕組みと同じです。

ただし、政府から貿易上の独占権をもらい、対象地域での行政権や徴税権、それに軍事権まで持っていたので現在の「会社」という言葉から連想されるイメージとはかなり異なっているものだといえます。東インド会社は植民地支配の先鋒となり、途上国を次々と支配していくことになります。

【2005.9.3】

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