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<第3章 国際金融資本に支配される世界>日本人が知らない 恐るべき真実

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国際金融資本に支配される世界

<2005.09.01>

金融資本とは、銀行資本が産業資本と結合して、経済を独占的に支配する資本形態のことをいいます。
銀行資本は、いわばバーチャルな口座の中の数字です。それ自体が何か実質的な富を生み出すわけではありません。銀行資本は産業資本と結合することにより、始めて実質的な富を手に入れることができます。

ところで、どんな事業をおこなうにしても、まずは資本=お金が必要となります。
自己資本を持っているお金持ち以外は、銀行から融資を受けるか、株券を発行するか、債権を発行するか、いずれにしても金融機関を通さなければなりません。銀行から融資を受ければ、銀行は企業の債権者となります。その経営状態を把握することもできますし、その状態がよくなければ経営について口をはさむ権利があります。
つまり、力関係から言えば、銀行>企業となります。

また、私たちのお金は、銀行に預けると"金融資産"となります。銀行は、預かったその金融資産の"運用権"を持ちます。その金融資産を運用するため、銀行は"株券"を購入します。株券は企業の所有権ですから、銀行は企業の経営支配権を持つことになります。
つまり、ここでも銀行>企業という関係になります。

続いて国家と企業の関係についてみてみましょう。
国家の収入は"税金"から得ることになっています。税金がなければ国家経営が成り立ちません。その税金は、所得税にしても消費税にしても物品税にしても、企業が営利活動をおこなうからこそ得ることができるものです。また、政治家レベルで考えみても、政治活動および選挙活動には"お金"が必要です。これもよほどのお金持ちでもない限り"献金"がなければ成り立ちません。この献金も企業が営利活動をおこなうからこそ得ることができるものです。要するに、国家は企業が利益を出さなければ運営ができない"経済的に依存している存在"ですから、国家は企業が利益を出しやすい環境を整えなければならなくなります。
つまり、力関係から言えば、企業>国家となります。

こう考えてみると三者の力関係は銀行>企業>国家となります。

法律的な見地からみれば、本当は国家が銀行や企業の存在を認め、その営利活動を許しているからこそ銀行も企業も成り立っているのですが、国家が経済の分野を民間に委ねてしまっているので、建前としては国家が最高位にいても、実質的には銀行や企業の方が上位に位置してしまいます。
つまり、貨幣経済社会においては、お金を持ち、それを操作できる力(=金融力)を持つ者が最も強大な権力を持つことになるのです。

では、この金融というシステムは、どうやって出来上がってきたのでしょう?

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