ワンポイントレッスン
■ 円高と円安
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円高と円安では数字が逆転するので、混乱する方もいるかと思いますので、ちょっと解説します。
ドルは世界の基軸通貨なので、為替相場はドルを基準に考えます。
たとえばAさんが米国に行くことになり、銀行に200円を持っていったら2ドルと替えてもらえました。
一年後、Bさんも米国に行くことになり、やはり200円を持っていったら、今度は1ドルにしか替えてもらえませんでした。
AさんとBさん、どちらが得をしたかといえばAさんですね。
Aさんが米国に行ったときは1ドル=100円でしたが、Bさんが行ったときには1ドル=200円になっていたわけです。
つまり、Bさんの時には、円はドルに対して半分の価値になっていた⇒ドルに対し円の価値が低くなった⇒円安というわけです。
反対にBさんが米国に行ったときは1ドル=200円でしたが、Aさんが行ったときには1ドル=100円だったわけですから、Aさんの時には円はドルに対して二倍の価値を持っていた⇒ドルに対し円の価値が高かった⇒円高というわけです。
【2005.8.18】