Money As Debt 字幕
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【Money As Debt(日本語字幕版)反ロス同盟オリジナル翻訳 第一弾】
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1
00:00:12,751 --> 00:00:21,074
アメリカの実業界において 超大物の何人かの人々は
ある事を恐れている
2
00:00:21,378 --> 00:00:24,593
彼らは知っている
3
00:00:25,105 --> 00:00:31,691
どこかに とても巧妙に 用心深く かしこく 完全に連結され
邪道な 組織化された恐ろしい力があることを
4
00:00:32,054 --> 00:00:35,840
そして それを糾弾する声を出してはならないことも わかっている
5
00:00:36,478 --> 00:00:43,973
ウッドローウイルソン 元アメリカ大統領
6
00:00:53,217 --> 00:00:58,927
ムーナイアスタジオ
ライフボートビデオプロダクション
7
00:01:00,503 --> 00:01:03,139
いつのあらゆる時代でも 銀行はローンを作っている
8
00:01:03,747 --> 00:01:04,784
新しい信用貸し
9
00:01:05,306 --> 00:01:06,213
新しい預金
10
00:01:06,967 --> 00:01:08,103
真新しいお金がつくられている
11
00:01:08,727 --> 00:01:09,785
グラハム・F・タワーズ カナダ銀行(1934-54)
12
00:01:09,859 --> 00:01:14,398
銀行がお金をつくるプロセスは 心が拒否してしまうほど
簡単で受け入れがたい
13
00:01:14,790 --> 00:01:18,548
ジョン・ケネス・ガルブレイス 経済学者
14
00:01:19,124 --> 00:01:21,308
通貨の発行と管理を私に任せてくれ
15
00:01:21,946 --> 00:01:25,051
そうすれば誰が法律をつくろうとも私の知った事ではない
16
00:01:25,525 --> 00:01:28,030
マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド 銀行家
17
00:01:29,512 --> 00:01:37,158
負債としてのお金
18
00:01:49,375 --> 00:01:52,694
私たちの生活を支配している二つの大いなる神秘がある
19
00:01:53,114 --> 00:01:54,582
愛とお金だ
20
00:01:55,025 --> 00:02:01,182
「愛とは何か」という疑問は 物語や本 歌 映画
テレビなどによって 際限なく探求されてきた
21
00:02:01,664 --> 00:02:06,845
しかし もう一つの疑問 「お金とは何か」については
同じような探求はされてこなかった
22
00:02:07,078 --> 00:02:14,123
お金の仕組みを あらゆる超大作映画が
教えてくれないことは驚くことではないが
23
00:02:14,447 --> 00:02:18,941
皆が通ってきた学校においてでさえ
ほとんど教えられることはない
24
00:02:19,191 --> 00:02:22,434
私たちが「お金はどこからやってくるの?」と疑問を持つ時
25
00:02:23,038 --> 00:02:27,890
造幣局が紙幣を印刷したり貨幣を
刻印している様子が心に浮かぶ
26
00:02:28,265 --> 00:02:32,934
私たちはお金が政府によって作られていると信じている
27
00:02:33,413 --> 00:02:38,873
それは本当だ でも 事実の一端にすぎない
28
00:02:39,310 --> 00:02:43,568
私たちがお金として考えている紙幣や貨幣は
造幣局という連邦政府機関によって生産されている
29
00:02:44,054 --> 00:02:47,467
しかし大半の莫大なお金は 造幣局によって
作られているのではない
30
00:02:47,960 --> 00:02:53,973
それは銀行と呼ばれる民間の会社で
毎日とてつもない金額が創造されているのだ
31
00:02:54,223 --> 00:02:58,718
私たちのほとんどは 預金者によって預けられたお金を
銀行は貸し出していると信じている
32
00:02:59,075 --> 00:03:01,712
だが それは事実ではない
33
00:03:02,148 --> 00:03:06,695
事実は 預金や銀行が稼いだお金を貸すのではなく
34
00:03:07,049 --> 00:03:11,904
借り手が約束している返済からお金を創造している
35
00:03:12,194 --> 00:03:18,145
ローンの書類への借り手の署名は 銀行に対し
ローン金額と利息を支払う義務を負う
36
00:03:18,563 --> 00:03:22,928
返済できなければ 家や車などの資産を失う
誓約をさせられるのだ
37
00:03:23,260 --> 00:03:26,826
それは借り手が果たさねばならない大きな約束である
38
00:03:27,232 --> 00:03:30,212
同じ署名が銀行にも必要とされているだろうか?
39
00:03:30,634 --> 00:03:33,587
銀行は借り手の口座にローンの金額をちょっと書き込むだけで
40
00:03:33,973 --> 00:03:38,269
魔法を使ったようにその金額を手に入れる
41
00:03:38,558 --> 00:03:40,993
それって絶対おかしくないか?
42
00:03:41,429 --> 00:03:44,978
でも それは事実なのだ!
43
00:03:45,516 --> 00:03:51,399
この近代の銀行の奇跡を説明するために
ちょっとした昔話をしましょう
44
00:03:51,710 --> 00:03:54,588
ゴールドスミス(金細工師)の物語です
45
00:03:54,939 --> 00:03:58,950
過去さまざまな時代に
いろんな物がお金として使われてきました
46
00:03:59,263 --> 00:04:04,462
それは持ち運びできるものでなければならなかったし
後になっても衣食住に関わるものに代えることが出来る
47
00:04:04,767 --> 00:04:08,391
人が「十分に価値がある」と認める
ものでなければなりませんでした
48
00:04:08,685 --> 00:04:11,385
貝 ココビーンズ きれいな石 羽根でさえ
49
00:04:11,774 --> 00:04:13,584
お金として使われました
50
00:04:14,023 --> 00:04:19,818
金と銀はとても柔らかく 簡単に加工できるものとして魅力的で
地域の人々の中から金属の専門家が誕生しました
51
00:04:20,170 --> 00:04:23,945
ゴールドスミスはコインを鋳造することによって
取引を簡単にできるようにしました
52
00:04:24,240 --> 00:04:28,750
このコインは標準化された単位として
重さと純度が保証されました
53
00:04:29,173 --> 00:04:32,609
そのお金を守るために ゴールドスミスは金庫を必要としました
54
00:04:32,982 --> 00:04:40,713
やがて 町の仲間がやってきて 彼らのコインや貴重品を
守るための場所を貸してくれるように頼むようになります
55
00:04:40,949 --> 00:04:47,407
しばらくして ゴールドスミスは 金庫の中を棚ごとに貸し出し
金庫貸しとして ちょっとした収入も得るようになりました
56
00:04:47,845 --> 00:04:52,211
何年か過ぎ ゴールドスミスは ずる賢い観察をしました
57
00:04:52,678 --> 00:04:56,298
預金者は彼らの金を実際に動かすことはめったにない
58
00:04:56,610 --> 00:04:59,423
そして 彼らがまとめて一度に金を取りに来ることもない
59
00:04:59,777 --> 00:05:04,667
そこで ゴールドスミスは 金の預り証に決済機能を与え それが
あたかもお金そのものであるかのように 街に流通してゆきました
60
00:05:05,166 --> 00:05:14,715
この紙のお金は重いコインよりとても便利で 支払の時 いちいち
お金を数える代わりに 金額をただ書き入れるだけでいいのです
61
00:05:15,335 --> 00:05:24,113
一方 ゴールドスミスは 金に利息をつけて貸し出すという
もうひとつのビジネスも始めました
62
00:05:24,599 --> 00:05:31,134
彼の便利な紙のお金が受け入れられることによって 借り手は
金属に代わって 紙のお金でローンを頼むようになりました
63
00:05:31,423 --> 00:05:40,047
産業が拡大するにつれて さらに多くの人々が
ゴールドスミスにローンを頼むようになりました
64
00:05:40,261 --> 00:05:43,706
これが彼にさらに良い考えをもたらしました
65
00:05:43,706 --> 00:05:47,736
彼は ほとんどの預金者が
金を実際に動かすことがないのを知っていました
66
00:05:47,996 --> 00:05:50,151
彼は考えました
67
00:05:50,386 --> 00:05:55,383
彼の持っている金に加えて 預金者たちの金を担保に
紙幣を貸すことができるのではないかと
68
00:05:55,813 --> 00:06:01,101
ローンが返済される限り 預金者は何も気づかず
何も悪いことはない
69
00:06:01,303 --> 00:06:05,128
こうして ゴールドスミスは もはや金細工職人でも
金庫の貸し手でもなく
70
00:06:05,346 --> 00:06:10,187
とても大きな利益を生む銀行家という存在になりました
71
00:06:10,515 --> 00:06:16,217
何年か ゴールドスミスは 密かにすべての預金者の金を
元手にして 金利の良い収入を得ていました
72
00:06:16,655 --> 00:06:22,589
今やゴールドスミスは傑出した銀行家となり 同じ街の
仲間よりも裕福になって 誇らしげにそれを誇示しました
73
00:06:22,927 --> 00:06:29,534
街の住人たちは 彼が預金者の金を使い込んでいる
のではないかと疑いを持つようになりました
74
00:06:29,534 --> 00:06:34,206
預金者たちは集まって もしゴールドスミスが 彼の財産について
はっきりしないならば 金を引き出すぞと脅しました
75
00:06:34,206 --> 00:06:38,839
期待とは裏腹に これはゴールドスミスにとって
惨事にはなりませんでした
76
00:06:39,057 --> 00:06:42,709
彼の計画は 生来のペテンにもかかわらず
アイデアはうまくいったのです
77
00:06:43,037 --> 00:06:49,885
預金者は何もなくすことはなく 彼らの金は
ゴールドスミスの金庫の中で 安全であったのです
78
00:06:49,885 --> 00:06:55,738
そこで今度は 彼らは 金を引き出すよりも ゴールドスミスに
金利で得た分け前を支払うように要求しました
79
00:06:55,977 --> 00:06:59,247
これが 銀行業の始まりとなりました
80
00:06:59,655 --> 00:07:07,156
銀行家は低い利息を預金者に払い それから
高い利子をつけ 借り手に貸し出しました
81
00:07:07,156 --> 00:07:12,030
その差額が銀行の利益と営業経費をカバーしました
82
00:07:12,030 --> 00:07:17,296
この論理は簡単で 信用貸しの要求を満足させる
理にかなった方法のように思われました
83
00:07:17,533 --> 00:07:22,965
しかし これは現在の銀行がおこなっているやり方ではありません
84
00:07:23,272 --> 00:07:32,163
わが銀行家ゴールドスミスは 預金者に分け与えられた
金利の後に残った収入だけでは満足しませんでした
85
00:07:32,427 --> 00:07:37,422
この時代 銀行家に対する需要は世界的に拡大し
ヨーロッパでは急成長を遂げました
86
00:07:37,685 --> 00:07:42,292
しかしながら彼のローンは 金庫にある預金者の預金量に
制限されていました
87
00:07:42,679 --> 00:07:45,956
そこで 彼は大胆なアイデアを思いつきました
88
00:07:46,171 --> 00:07:50,214
彼の金庫にある中身のことは 彼以外誰も知らない
89
00:07:50,464 --> 00:07:53,817
金がなくても紙幣を貸し出すことができるのではないか?
90
00:07:54,223 --> 00:07:57,094
紙幣の持ち主が同時に金の返還を要求することはない
91
00:07:57,468 --> 00:07:59,496
誰も気づく者はいないだろう
92
00:08:00,073 --> 00:08:02,758
この新しい計画はとてもうまくいきました
93
00:08:03,037 --> 00:08:09,092
そして銀行家は 実際にはありもしない金の金利によって
莫大な富を築くことになったのです
94
00:08:09,452 --> 00:08:14,113
銀行家が何もないところからお金を作り出すアイデアは
とても信じがたい乱暴な不法行為でした
95
00:08:14,521 --> 00:08:18,047
長い間 この考えを人々は思いつきませんでした
96
00:08:18,310 --> 00:08:25,115
しかし お金を発明するその力とアイデアは
あなたも想像できるように 銀行家をとても喜ばせました
97
00:08:25,330 --> 00:08:30,431
やがて銀行のローンの大きさと彼の仰々しい富が
また嫌疑を起こさせるきっかけとなりました
98
00:08:30,431 --> 00:08:35,411
何人かの借り手が紙の預り証を持ってきて
本物の金を要求し始めました
99
00:08:35,411 --> 00:08:41,851
噂は広がって 突然お金持ちの何人かが
彼らの金を引き出すために現れました
100
00:08:41,851 --> 00:08:43,816
ゲームは終わりました
101
00:08:44,049 --> 00:08:47,434
たくさんの紙幣の持ち主が
閉じられた銀行のドアの前に群がりました
102
00:08:47,748 --> 00:08:51,306
銀行は 彼らの持ってきた全ての紙幣に見合う
十分な金銀を持ち合わせてはいませんでした
103
00:08:51,725 --> 00:08:56,504
これは銀行の取り付け騒ぎと呼ばれ
すべての銀行家が恐れていることです
104
00:08:56,504 --> 00:09:01,087
この銀行の取り付け騒ぎ現象は
個々の銀行を破綻させました
105
00:09:01,397 --> 00:09:05,988
そして当然のごとく 銀行の信頼はボロボロになりました
106
00:09:06,257 --> 00:09:13,432
お金を何もないところから創るには
法律を使うのが一番簡単な方法でした
107
00:09:13,806 --> 00:09:20,944
銀行家が提供する大量のお金が
ヨーロッパの産業拡大には不可欠なものとなっていたのです
108
00:09:21,321 --> 00:09:25,681
こうしてお金を創る方法が法律化され 規制化されました
109
00:09:25,681 --> 00:09:30,133
銀行家は 無から創り出すお金の量の規制に合意したのです
110
00:09:30,601 --> 00:09:36,014
その限界は 金庫にある金銀の実際の量より
何倍も大きなものであり続けました
111
00:09:36,313 --> 00:09:40,820
その通常の割合というのは 実際の金が1の量に対し
虚構のお金は9だったのです
112
00:09:41,166 --> 00:09:45,650
このような規制が 政府の抜き打ち検査によって実施されました
113
00:09:45,905 --> 00:09:52,145
中央銀行は地方銀行を金の緊急注入をもって支え
それがまた取り付け騒ぎの際に 調整として使われました
114
00:09:52,489 --> 00:10:03,932
一度にたくさんの取り付けが起きない限り 銀行の信用貸しは
バブルがはじけたり システムダウンすることもなくなりました
115
00:10:04,612 --> 00:10:10,245
今日のマネーシステム
116
00:10:11,149 --> 00:10:18,595
長い間のうち 中央銀行に支えられた銀行ネットワークの
準備預金制度は 世界的に広がりました
117
00:10:18,935 --> 00:10:26,501
同時にマネーに対する金の裏づけの割合は
着実にしぼんでゆきました
118
00:10:28,399 --> 00:10:32,087
お金の基本の性質が変わったのです
119
00:10:32,504 --> 00:10:36,234
以前は お金は価値を表していたのですが
現在は負債を意味します
120
00:10:36,843 --> 00:10:42,298
過去においては 紙幣のドルは金銀に交換できる兌換券でした
121
00:10:42,907 --> 00:10:49,277
現在では 紙幣あるいは銀行口座の数字であるドルは 単に
他の紙幣および数字のドルに交換できるものでしかありません
122
00:10:50,332 --> 00:10:58,571
過去には 個人的につくられた受領証での支払いを
私たちが受取ることを拒否できたように
123
00:10:59,198 --> 00:11:04,469
人々が受取り拒否できる形で
民間銀行の紙幣が存在しました
124
00:11:04,824 --> 00:11:12,034
現在では 民間銀行がつくったお金が
政府の認める合法的な不換紙幣となっています
125
00:11:12,374 --> 00:11:15,965
私たちがお金とみなしている
ドル カナダドル ポンドです
126
00:11:16,246 --> 00:11:20,440
法定通貨は政府によって作られます
127
00:11:20,709 --> 00:11:29,535
法律では 市民がこの法定通貨を受け入れなければならないと
言明しており このお金を使わないと裁判所は助けてくれません
128
00:11:29,934 --> 00:11:33,203
そこで質問です
129
00:11:33,500 --> 00:11:39,757
もし政府と銀行 両方がお金を創造できるとして
一体いくらのお金が存在するのでしょうか?
130
00:11:40,331 --> 00:11:47,757
過去には お金の総量は
実際にある金属の総量に限られていました
131
00:11:48,022 --> 00:11:58,568
たとえば地下の洞窟から新しい金・銀が見つかった場合
それに見合うお金が作り出されていたわけです
132
00:11:59,478 --> 00:12:06,007
現在では文字通り お金は借金として創り出されています
133
00:12:06,420 --> 00:12:12,022
新しいお金は誰かが銀行からお金を借りると創られるのです
134
00:12:12,960 --> 00:12:19,402
結果としてお金の総額は
人々が借りられる限界の総借金額となります
135
00:12:19,763 --> 00:12:21,759
アメリカの総負債
136
00:12:21,759 --> 00:12:25,970
1957年 5兆ドル 2006年 45兆ドル
137
00:12:27,192 --> 00:12:37,277
政府は 新しいお金の創造に 準備預金制度として知られる
ルールを強制することによって 法的限度を設けました
138
00:12:37,926 --> 00:12:43,122
基本的に預金準備率は任意で
国ごとに そして 時々変化します
139
00:12:43,730 --> 00:12:52,376
過去においては 銀行は少なくとも金庫の中の実際の金1ドル
の価値に対して10ドルのお金を創造できるのが普通でした
140
00:12:53,065 --> 00:13:08,404
今日 預金準備率は金の保有量に限定されず 新しく
信用創造される金額は銀行が保有する資産によります
141
00:13:08,676 --> 00:13:12,422
今日 銀行は2つのものから成る資産を持っています
142
00:13:12,895 --> 00:13:20,110
政府の発行した現金と銀行が中央銀行に預けているお金
プラス 銀行が持っている口座預金の総額です
143
00:13:20,690 --> 00:13:23,917
これを簡単に説明しましょう
144
00:13:25,603 --> 00:13:28,383
想像してください
145
00:13:29,474 --> 00:13:33,076
新しい銀行がスタートしました
146
00:13:33,497 --> 00:13:36,259
預金者はまだいません
147
00:13:36,680 --> 00:13:43,313
しかしながら 銀行が資本金から1111.12ドルの現金を
保証金のため中央銀行に預けます
148
00:13:43,700 --> 00:13:48,020
銀行の預金準備率は9:1です
149
00:13:48,463 --> 00:13:49,751
ステップ1
150
00:13:50,223 --> 00:13:54,430
ドアが開き 新しい銀行は最初のローンのお客様を迎えます
151
00:13:54,917 --> 00:13:58,323
彼は車を買うために1万ドルが必要です
152
00:13:58,568 --> 00:14:01,330
新しい銀行は9:1の準備率で中央銀行に預金があります
153
00:14:01,877 --> 00:14:03,902
これはハイパワードマネーと呼ばれるもので
154
00:14:04,981 --> 00:14:12,866
これを元に 借り手の借金の誓約があれば 9倍の1万ドルもの
お金を無から創造することが合法的に認められています
155
00:14:13,895 --> 00:14:18,185
この1万ドルはどこからか持ってきたものではありません
156
00:14:18,569 --> 00:14:25,362
その真新しいお金は 単純に銀行の信用貸しとして
借り手の口座にタイプされたものです
157
00:14:25,715 --> 00:14:28,865
借り手は 中古車を買うために
銀行クレジットの署名欄にサインします
158
00:14:29,708 --> 00:14:32,373
ステップ2
159
00:14:32,373 --> 00:14:38,068
それから車の売り手は 新しく創られた1万ドルを
彼女の銀行口座に預金します
160
00:14:38,068 --> 00:14:43,003
中央銀行に預金されたハイパワードマネーと違って この
新しく創られたお金は準備率によって増やすことが出来ません
161
00:14:43,326 --> 00:14:47,631
その代わりそれは その準備率によって分けられます
162
00:14:48,308 --> 00:14:54,713
9:1の割合で 新しいローンの9000ドルが
1万ドルの預金を元に創造されます
163
00:14:57,383 --> 00:14:58,864
ステップ3
164
00:14:59,520 --> 00:15:06,170
もしその9000ドルが その後 第3者によって
同じ銀行に預金されたとしたら
165
00:15:06,447 --> 00:15:11,411
同じ銀行がつくったものであれ あるいは違う銀行のものであれ
それは3回目の信用創造の合法的な基礎になります
166
00:15:11,735 --> 00:15:14,903
今回 信用創造できる金額は8100ドルです
167
00:15:15,268 --> 00:15:21,004
ロシア人形が その内側に さらに
小さい人形が順番に入っているようなものです
168
00:15:21,282 --> 00:15:29,307
各々の新しい預金が 減少しながらも 次の新たなローンを
生み出す元になっていくのです
169
00:15:29,307 --> 00:15:34,588
もしもローンで創られたマネーが銀行に預けられないならば
その工程は止まります
170
00:15:34,963 --> 00:15:39,860
それはお金の創造メカニズムにとってあってはならないことです
171
00:15:40,491 --> 00:15:52,626
しかし実際は 新しいお金は預金され この工程が繰り返される
ことによって 10万ドルまで新しいお金が創造されることになります
172
00:15:52,873 --> 00:15:57,305
この新しいお金は すべて借金によって創られたものです
173
00:15:57,585 --> 00:16:06,135
このような工程が 最初に中央銀行に1111.12ドルを
預けることによって合法的に認められているのです
174
00:16:06,135 --> 00:16:13,105
1111.12ドルは中央銀行に
誰にも触られることなく残っています
175
00:16:13,442 --> 00:16:23,029
しかも この天才的システムのもとでは 銀行の帳簿は その
銀行の融資額よりも預金額の方が10%以上多いことになります
176
00:16:23,899 --> 00:16:32,559
このことは 一般な印象として 銀行の融資が預金から出ている
と誤解させ 預金を得ようとする現実的な誘引となっています
177
00:16:33,167 --> 00:16:45,242
どんな銀行でも 単独では 預金の90倍ものお金を創れません
178
00:16:45,712 --> 00:16:50,453
準備預金制度のおかげで創れるのです
179
00:16:51,125 --> 00:16:58,595
しかも そのシステムは ひとつの銀行でつくられる信用貸しが
もうひとつの銀行の預金となって循環していくのです
180
00:16:59,680 --> 00:17:05,694
このような工程は ひとつの銀行の中で
行えるものではありません
181
00:17:06,786 --> 00:17:14,319
準備預金制度によって 銀行が最初に1111.12ドルを
中央銀行に預けておくことにより
182
00:17:14,818 --> 00:17:25,364
実際には持っていない10万ドル分の利子を
集めることが許されるのです
183
00:17:26,457 --> 00:17:29,519
銀行は自分で持っていないお金を貸し付ける!
184
00:17:30,044 --> 00:17:34,469
それが奇妙に思われるなら これはどうでしょう
185
00:17:34,852 --> 00:17:43,725
各国の中央銀行は預金準備率を規則通り守ってきましたが
ロビー活動によって 最近10年では 以前より高くなっています
186
00:17:43,991 --> 00:17:47,423
あるところでは20:1
187
00:17:47,627 --> 00:17:50,061
30:1も普通のことになっています
188
00:17:50,425 --> 00:17:58,691
さらに最近では 準備預金を膨らますためローン手数料を利用
することで 銀行は今や完全に準備率の限界を打ち破りました
189
00:17:59,139 --> 00:18:02,433
ルールは複雑な一方ですが 現実はきわめて単純です
190
00:18:02,744 --> 00:18:09,672
銀行は 私たちが借りられる限界までのお金を
つくることができるのです
191
00:18:10,881 --> 00:18:17,072
誰もが潜在意識では 銀行がお金を
貸していないことに気づいている
192
00:18:17,289 --> 00:18:20,955
あなたが貯金をおろすときに銀行はあなたに言わないでしょう
193
00:18:21,332 --> 00:18:23,202
あなたはお金をおろすことはできません
なぜなら そのお金は誰かに貸してしまっていますから
194
00:18:23,423 --> 00:18:25,668
マーク・マンスフィールド 経済学者 作家
195
00:18:25,668 --> 00:18:30,689
途絶えることのない造幣局の稼業にもかかわらず
政府が作るお金は循環しているお金の5%以下にすぎません
196
00:18:31,003 --> 00:18:36,119
今日 95%以上のお金は 銀行に対する
誰かのローンによってつくられているのです
197
00:18:37,102 --> 00:18:41,975
なんのことはない この信用貸しのお金は
新しいローンが組まれるにつれて
198
00:18:42,422 --> 00:18:53,232
また 古いローンが償却されるにつれて
毎日莫大な量がつくられたり 無くなったりしています
199
00:18:56,188 --> 00:19:03,522
私が残念なのは 一般市民は
銀行がお金を創ることができるのを知らされていないことである
200
00:19:03,879 --> 00:19:13,038
そして国家のクレジットを管理する彼らが 政府の政策を指揮し
人々の運命を奴隷のように握っていることを
201
00:19:13,288 --> 00:19:17,952
レジナルド・マッケンナ 元英国ミッドランド銀行会長
202
00:19:18,341 --> 00:19:24,521
銀行は政府の積極的な協力があって
はじめてマネーシステムを行使できます
203
00:19:24,911 --> 00:19:30,746
最初に政府は 私たち国民に認可された国家通貨を使うよう
法律を通します
204
00:19:31,696 --> 00:19:35,939
次に政府は 民間銀行の信用貸しが
この政府の認めた国家通貨で支払われるよう許可します
205
00:19:36,297 --> 00:19:39,620
3番目に 政府議会 裁判所が債務を強制します
206
00:19:39,909 --> 00:19:46,374
そして最後に 政府は市民と金融システム機能と
信憑性を保護するための法規を可決します
207
00:19:46,749 --> 00:19:53,706
その一方で 市民に「お金が本当はどこから来るか」については
何も知らせません
208
00:19:53,959 --> 00:20:05,408
明快な真実は ローンあるいは抵当の書類にサインした時 その
支払いは“罰則として資産を提供する”ことで裏づけされます
209
00:20:05,657 --> 00:20:09,074
万が一支払えない場合 実際に価値ある資産が没収されます
210
00:20:09,635 --> 00:20:14,613
その約束を守るというローン契約あるいは抵当が
持ち運びでき 交換でき 売却できる紙片となっているのです
211
00:20:15,001 --> 00:20:17,529
それは借用証書です
212
00:20:18,215 --> 00:20:23,426
それは お金という形をした 価値を表すものです
213
00:20:23,816 --> 00:20:29,373
このお金は 借り手による 銀行の“ローン”と呼ばれるものが
形を変えたものです
214
00:20:29,373 --> 00:20:34,743
今 この世界において 貸し手がローンを貸すためには
何か担保を持っていなければなりません
215
00:20:35,002 --> 00:20:40,558
もしもあなたがハンマーを必要とするとき 私がハンマーを
あげる約束をするだけでは 何の助けにもならないでしょう
216
00:20:41,737 --> 00:20:49,724
しかし お金というヴァーチャルな世界においては 持っていない
お金を貸す約束をする銀行は許され 容認されているのです
217
00:20:52,263 --> 00:20:58,177
私たちの国家通貨は 銀行の思いのままに操られている
218
00:20:58,754 --> 00:21:03,448
銀行はお金を貸すのではなく 自分たちが持っていない
お金の供給をただ約束するにすぎない
219
00:21:03,448 --> 00:21:06,615
アーヴィング・フィッシャー 経済学者 作家
220
00:21:07,061 --> 00:21:13,089
借り手が借金の誓約をしたら 銀行は借り手の負債をコンピュ
ータにちょっと入力することで データ処理して帳尻を合わせます
221
00:21:13,526 --> 00:21:17,519
借り手の立場から見れば これはローンのお金となります
222
00:21:17,769 --> 00:21:28,612
何故なら政府がそうすることを認定していて
誰もがそれをお金として受け入れなければならないからです
223
00:21:29,024 --> 00:21:32,597
繰り返しますが 基本的な事実は非常に単純なのです
224
00:21:33,105 --> 00:21:40,718
借り手のサインした書類がなければ
銀行は何も貸し付けることはできないのです
225
00:21:44,257 --> 00:21:52,456
あなたはどうして こんな天文学的な負債を 誰もが
抱えているのかと 今まで不思議に思ったことはありませんか?
226
00:21:53,131 --> 00:21:57,060
あなたは疑問に思ったことはありませんか?
227
00:21:57,394 --> 00:22:01,140
どうして そんなにたくさんの貸し出しできるお金が
銀行にあるのだろうかと?
228
00:22:01,140 --> 00:22:03,988
今 あなたは気がつきました
229
00:22:03,988 --> 00:22:06,671
そこにはないのです
230
00:22:07,014 --> 00:22:10,132
銀行はお金を貸してはいないのです
231
00:22:10,132 --> 00:22:13,427
彼らはお金を借金から創っているのです
232
00:22:13,694 --> 00:22:18,560
そしてその借金は 潜在的に無限であり
それがお金の供給源なのです
233
00:22:18,560 --> 00:22:21,570
そしてひっくり返せば そのまた反対の状況も真実です
234
00:22:22,007 --> 00:22:26,483
わたしたちは 周りにある 信じられないほどの豊かな資源
技術革新 生産力にもかかわらず
235
00:22:27,016 --> 00:22:31,195
政府 会社 個人 ほとんどが銀行に対し
大量の借金を負わされているのです
236
00:22:31,475 --> 00:22:33,995
これは一体どういったことなんでしょうか!?
237
00:22:34,283 --> 00:22:37,125
人々が立ち止まって考えさえすればわかるでしょう
238
00:22:37,450 --> 00:22:39,610
それは一体どういうふうにしてできるんだろう?
239
00:22:39,868 --> 00:22:42,169
どうやったらできるんだろう?と
240
00:22:42,606 --> 00:22:47,357
現実に世界で実際の富を築いている人々が
借金に陥っている
241
00:22:47,933 --> 00:22:50,928
ただ単に富を表すお金を貸し出す人たちに!!
242
00:22:51,233 --> 00:22:55,003
さらに驚くことに 私たちがお金とは負債だと一旦気づいたら
もし借金がないのなら お金は存在しないことがわかります
243
00:22:57,169 --> 00:23:04,160
私たちの貨幣システムというのは そのシステムの中に
借金がないとしたら そこにはお金が存在しないのです
244
00:23:04,471 --> 00:23:08,899
マリナー・S・エクルズ 連邦準備理事会 会長
245
00:23:09,120 --> 00:23:12,560
もしこれがあなたにとってニュースなら
あなたは一人ではありません
246
00:23:12,971 --> 00:23:16,122
ほとんどの人が想像できます
247
00:23:16,450 --> 00:23:20,882
もし全ての借金が返済されたのなら経済は改善します
248
00:23:21,241 --> 00:23:25,389
それは確かに個人的なレベルで真実です
249
00:23:25,609 --> 00:23:30,319
私たちのローンの支払いが終わって もっと使えるお金を
誰もが持てたら 一般に使えるお金も多くなるはずです
250
00:23:30,525 --> 00:23:35,330
しかし現実はまったく反対に 使えるお金が全然なくなるのです
251
00:23:35,749 --> 00:23:44,753
私たち皆が使っているお金のかなりの部分は
銀行の再信用貸付けに依存しています
252
00:23:45,288 --> 00:23:48,468
ローンがなければお金がないのです
253
00:23:50,267 --> 00:23:57,951
かつて起こった世界大恐慌のときには ローンの供給が
干上がるにつれて 劇的にお金の供給がなくなったのです
254
00:23:58,325 --> 00:23:59,668
これはよろめくような現実です
255
00:24:00,049 --> 00:24:02,303
私たちは完全に商業銀行に依存しています
256
00:24:02,775 --> 00:24:07,475
現金であれクレジットであれ 我々の使っているドルは
誰かしらが借りなければ生まれないのです
257
00:24:07,966 --> 00:24:09,762
もし銀行が充分なお金を創造したなら
私たちは繁栄するでしょう
258
00:24:10,169 --> 00:24:11,554
そうでなければ 私たちは飢えます
259
00:24:12,196 --> 00:24:15,815
私たちは恒久的な借金によるマネーシステムなしでは
絶対生きられないのです
260
00:24:16,142 --> 00:24:20,666
誰かがこの状態を完全に理解したとしても このバカげた 悲劇
的で 絶望的な私たちの立場を ほとんど信じられないでしょう
261
00:24:20,891 --> 00:24:22,230
でもここにあるのです
262
00:24:22,555 --> 00:24:26,234
ロバート・H・ヘンフィル
アトランタ連邦準備銀行クレジットマネージャー
263
00:24:27,981 --> 00:24:31,821
そして そればかりではありません
264
00:24:33,333 --> 00:24:37,422
銀行はただ元金だけを創造します
265
00:24:37,764 --> 00:24:40,463
支払うための利息は創らないのです
266
00:24:40,929 --> 00:24:43,708
それなら利息はどこからくるのでしょう?
267
00:24:44,236 --> 00:24:50,445
借り手が利息を支払うためにお金を得られる唯一の場所は
市場経済の中だけです
268
00:24:50,883 --> 00:24:55,517
しかし そのすべての貨幣供給は やはり
銀行の信用創造によって創られたものです
269
00:24:56,821 --> 00:25:00,284
ですから 私たちは 創られた以上のお金を
返済しなければならないのです
270
00:25:00,811 --> 00:25:08,423
借り手は 全体の資金量が元金しかないところから
死に物狂いで元金と利息を返済しようとします
271
00:25:08,782 --> 00:25:14,563
明らかに誰もが元金と利息を返済するのは不可能です
272
00:25:14,885 --> 00:25:23,588
なぜなら利息というお金は存在せず 単なる
ヴァーチャルな数字にしか過ぎないからです
273
00:25:24,340 --> 00:25:32,450
ここで大問題なのは 長期ローンや政府の借金で
利息の総額が元金を上回ってしまうことです
274
00:25:32,888 --> 00:25:42,217
これは 利息を支払うための充分なお金が創られない限り 非常
に高い確率で返済できない分の抵当を失うことを意味します
275
00:25:42,578 --> 00:25:49,955
社会的な破綻を招かないためには 抵当権が実行される
割合を低くすることが必要です
276
00:25:50,313 --> 00:26:00,833
そして これを成し遂げるためには さらなる新しい借金が
以前の借金の利子を払うために 創られなければなりません
277
00:26:01,218 --> 00:26:06,459
しかし これはもちろん全体の借金を大きくすることになります
278
00:26:06,786 --> 00:26:19,046
そして結局 もっと多くの金利を支払わなければなくなり 結果的
に山のような借金の渦の中から逃げられないことになります
279
00:26:19,422 --> 00:26:29,530
新しくローンとして創造されたお金が 全体的な不足分に追い
ついている間だけ システムの破綻を間逃れているにすぎません
280
00:26:30,005 --> 00:26:37,712
しかしながら銀行の飽くことを知らないクレジットの化け物は
次第に大きくなっています
281
00:26:38,049 --> 00:26:41,964
さらに さらなる借金を創る必要性が緊迫しています
282
00:26:42,529 --> 00:26:44,242
なぜ利息がそんなに低いのですか?
283
00:26:44,638 --> 00:26:48,221
なぜ頼んでもいないクレジットカードを
郵便で受け取らなければならないのですか?
284
00:26:48,468 --> 00:26:52,432
なぜアメリカ政府は以前より支出を早めているのですか?
285
00:26:52,717 --> 00:26:55,791
それは全体の貨幣システムの崩壊を
かろうじて食い止められますか?
286
00:26:56,141 --> 00:26:58,151
道理をわきまえた人は尋ねなければいけません
287
00:26:58,151 --> 00:27:00,259
これは実際 永遠に続くのですか?
288
00:27:00,501 --> 00:27:02,906
崩壊は避けられないのですか?
289
00:27:03,232 --> 00:27:06,369
私たちの準備預金制度について
ひとつ十分に理解しなければならないことは
290
00:27:06,570 --> 00:27:09,691
子供の椅子取りゲームのように 音楽が流れている限りは
そこには敗者は生まれないことです
291
00:27:09,925 --> 00:27:15,010
アンドリュー・ゴーズ 歴史家
292
00:27:17,521 --> 00:27:21,002
お金は 商業生産を促進します
293
00:27:21,374 --> 00:27:26,289
貨幣供給が増加するにつれて
生産と取引量が同じように成長しない限り
294
00:27:26,775 --> 00:27:34,515
お金の価値が下がって インフレになります
295
00:27:35,056 --> 00:27:40,874
また 年3%の経済成長をしている時 私たちは経済が
一定のレートで成長していると思っていますが それは違います
296
00:27:41,219 --> 00:27:51,608
それは 今年の3%は昨年の3%より
商品とサービスが増加していることを意味します
297
00:27:52,184 --> 00:27:55,340
毎年新しく3%が積み重なるのです
298
00:27:55,340 --> 00:27:58,957
グラフは直線的ではなく 徐々に急勾配を上昇する
急激なカーブを描きます
299
00:27:58,957 --> 00:28:02,107
これを実現するには 実物経済の永久的な成長が必要で
300
00:28:02,406 --> 00:28:08,084
それには世界の資源とエネルギーを
永久に拡大して消費する必要があります
301
00:28:08,084 --> 00:28:12,156
さらに 自然資源から取られた原料が
毎年毎年永遠にゴミになっていきます
302
00:28:12,156 --> 00:28:16,560
貨幣システムを崩壊から防ぐためにです
303
00:28:16,560 --> 00:28:19,658
とんでもない成長が この世界で永遠に続くと信じているものは
キチガイか経済学者ぐらいでしょう
304
00:28:19,658 --> 00:28:21,407
ケネス・ボーディング 経済学者
305
00:28:21,609 --> 00:28:26,149
私たちはこのまぎれもなく恐ろしい状況に対して
何かできるでしょうか?
306
00:28:26,149 --> 00:28:30,313
ひとつに 私たちはお金に対して
まったく異なった概念を持つことが必要です
307
00:28:31,450 --> 00:28:34,182
資源と技術の不足はあります
308
00:28:34,182 --> 00:28:37,729
しかし 何故お金の不足がなければならないのですか!?
309
00:28:37,940 --> 00:28:40,345
多くの人々が自分自身と政府に問いかける時が来ています
310
00:28:40,801 --> 00:28:43,388
4つ質問があります
311
00:28:43,744 --> 00:28:47,052
世界中の政府が民間の銀行から
利息付きのお金を借りています
312
00:28:47,413 --> 00:28:52,979
政府の借金は全体の借金の主要部分を占めており
私たちから税金を取って借金の返済に充てています
313
00:28:52,979 --> 00:28:58,470
いま私たちは 銀行が借金からお金つくり
政府がそれを許可して権限を与えていることを知りました
314
00:28:58,470 --> 00:29:01,319
そこで最初の質問です
315
00:29:01,575 --> 00:29:04,602
なぜ政府は 必要なら自分たちで
利子のないお金を創ることができるのに
316
00:29:04,914 --> 00:29:08,847
民間の銀行から利息付きのお金を
借りることを選択したのでしょうか?
317
00:29:09,331 --> 00:29:11,624
第2の大きな質問です
318
00:29:11,826 --> 00:29:15,462
いったい何故 負債としてだけ お金を生み出すのでしょう?
319
00:29:15,695 --> 00:29:19,624
なぜ 永久に流通する 金利付きで
借りなくても良いお金をつくらないのでしょうか?
320
00:29:19,929 --> 00:29:21,036
3番目に
321
00:29:21,583 --> 00:29:28,509
どうしたら 永遠に成長し続けなければならないマネーシステム
で 持続可能な社会を築くことができるでしょうか?
322
00:29:28,509 --> 00:29:36,786
永遠の経済成長と 環境を持続可能にすることとは
両立しがたい論理ではないのですか?
323
00:29:36,786 --> 00:29:38,207
そして最後に
324
00:29:38,439 --> 00:29:45,833
永遠に経済成長しなければならない
現在のシステムとは何なのですか?
325
00:29:45,833 --> 00:29:48,955
持続可能な経済に転換するために
どういう変化が必要なのでしょう?
326
00:29:49,550 --> 00:29:52,533
金貸し
327
00:29:52,874 --> 00:29:59,487
たくさんの金利をローンにつけることは高利貸しと呼ばれ
かつては死刑を含む厳しい刑罰が課せられました
328
00:29:59,875 --> 00:30:03,765
主要な宗教は みな高利貸しを禁止していました
329
00:30:04,199 --> 00:30:08,907
習慣に関する議論の大部分は道徳的でした
330
00:30:09,142 --> 00:30:13,452
お金の目的は モノとサービスの交換を
容易にするものと信じられていました
331
00:30:15,672 --> 00:30:20,774
お金からお金をつくる行為は 泥棒
あるいは寄生者の行為とみなされていました
332
00:30:21,116 --> 00:30:25,301
しかし 商業の増大に信用貸しが必要になるに連れて
333
00:30:25,657 --> 00:30:35,047
貸すことは貸し手にとって危険と損失を伴うのだから
貸すことによって利益を得ようとするのは正当だとされました
334
00:30:35,047 --> 00:30:37,796
今日これらの概念は奇妙に思えます
335
00:30:38,076 --> 00:30:42,411
今日 お金からお金をつくるという考えは
理想として目指すべき姿だと思われています
336
00:30:43,115 --> 00:30:50,027
何故あなたは 働いてお金を稼ごうと働くのですか?
337
00:30:50,868 --> 00:31:00,727
しかし持続可能な未来を思い描くとき 利息を課すことは
非道徳的で 問題があることは明らかです
338
00:31:01,371 --> 00:31:07,216
何世紀もの間 存続できる社会と経済を想像してみてください
339
00:31:07,576 --> 00:31:12,443
資源の蓄えを浪費する代わりに
一日に得られる資源の範囲内で生活することを
340
00:31:13,666 --> 00:31:20,756
地球が生産できる以上の資源を 無駄に使うことはやめましょう
341
00:31:21,210 --> 00:31:26,596
太陽や 重力 地熱 磁気 その他
全てのエネルギーは再生可能です
342
00:31:26,873 --> 00:31:33,566
再使用し 全てをリサイクルすることによって 資源の
再生可能な範囲内でのみ この社会は持続可能です
343
00:31:33,769 --> 00:31:36,784
人は死んだり生まれたり 人口は自然に置き換わっています
344
00:31:37,575 --> 00:31:46,299
そんな社会は 永遠の経済成長を必要とするマネーシステムを
使っていては 決して実現しないでしょう
345
00:31:46,655 --> 00:31:52,459
少なくとも崩壊することのない
安定したお金の供給を必要とするでしょう
346
00:31:53,414 --> 00:32:02,879
この安定したマネーサプライの総容量は
地球による生産量の範囲内であるべきです
347
00:32:03,350 --> 00:32:09,120
また 金貸したちが実際
貸すためのお金を持っていると仮定しましょう
348
00:32:09,524 --> 00:32:13,675
もし その貨幣で銀行家たちが利息付きの貸出を
始めたとしたら やはり彼らは儲かり成長するでしょう
349
00:32:14,462 --> 00:32:20,123
もし彼らが利息で稼いだすべてのお金を
再び貸し続けるならば どんな結果が起こりますか?
350
00:32:20,960 --> 00:32:29,186
それが 金貨か借金のお金かは問題ではなく
金貸したちは全てのお金をものにしているのです
351
00:32:29,462 --> 00:32:36,372
そして閉鎖や破産が起こされたあとで
また彼らは本物の財産を手に入れるわけです
352
00:32:36,683 --> 00:32:43,845
全住民のあいだで 貸出金利の収益が
均一に分配されたときだけ この問題は解決します
353
00:32:45,005 --> 00:32:49,209
銀行利益への重税は この目標を解決に導くかもしれません
354
00:32:49,551 --> 00:32:53,017
しかし そうすると何故銀行は
ビジネスすることを望むのでしょう?
355
00:32:53,884 --> 00:33:02,698
もし私たちが現状から自由になることができたとしたら
356
00:33:03,254 --> 00:33:11,305
銀行の金利収入をすべての人々の配当として
分散させることを想像できるかもしれません
357
00:33:13,363 --> 00:33:18,312
論理と根拠を持って連邦政府が自分のお金を
借りていることを正当化できる人間にあったことはない
358
00:33:19,280 --> 00:33:22,366
人々がこれを変えることを要求する日がやってくることを
私は信じる
359
00:33:23,082 --> 00:33:26,934
この国において バカげたシステムが続いていることを
許しているくせに 怠惰に座っている議会員
360
00:33:27,159 --> 00:33:30,369
あなたや私が責められる日がやってくると私は信じる
361
00:33:30,369 --> 00:33:36,694
ライト・パットマン 民主党議長 1928-1976
銀行通貨委員会 1963-1975
362
00:33:38,979 --> 00:33:45,394
もしそれがシステムそのものの構造的な問題だとしたら システムを
ヘタにいじくり回しても 問題は解決しないでしょう
363
00:33:46,032 --> 00:33:54,144
システムそのものが置き換えられなければなりません
364
00:33:54,728 --> 00:34:02,382
金には信頼性の長い歴史があると主張して 多くの通貨の
評論家が金に基づいたお金に戻るべきだと述べています
365
00:34:02,868 --> 00:34:07,225
しかし彼らは 金によって行われる
多くの詐欺行為を無視しています
366
00:34:07,225 --> 00:34:10,776
コインを軽くしたり 金属の質を下げたり 市場を独占したり
367
00:34:11,056 --> 00:34:15,834
これらは古代ローマ帝国から行われていて
帝国滅亡の一因にもなりました
368
00:34:16,252 --> 00:34:22,776
ある人は金よりも豊富にあり
独占を困難にする 銀を薦めています
369
00:34:22,992 --> 00:34:25,656
貴重な金属を再び使うことには 多くの疑問があります
370
00:34:25,956 --> 00:34:29,637
誰も重いコインのサックを持って
買い物に行くことなど望みません
371
00:34:29,870 --> 00:34:33,581
紙 デジタル方式 プラスチック あるいはバイオIDマネーが
372
00:34:33,785 --> 00:34:40,070
私たちが今もっている制限のない借金を作るための
媒体となっているのは確かなことです
373
00:34:40,366 --> 00:34:47,841
でも それを飛び越えて
もしゴールドが再びお金の合法的な基礎となったら
374
00:34:48,089 --> 00:34:52,364
ゴールドを持っていない人たちは
突然まったくお金がなくなってしまうでしょう
375
00:34:53,024 --> 00:34:57,854
他の貨幣改革論者は 強欲や不誠実が主要な問題であり
376
00:34:58,088 --> 00:35:03,659
正直で公正なマネーシステムを作るには 金や銀に戻る
よりも良い方法があるかもしれないと述べています
377
00:35:04,682 --> 00:35:09,930
創意に富む心は お金を創造する代わりの方法の
多様性を提唱します
378
00:35:10,211 --> 00:35:17,872
多くのプライベートな交換取引システムが
銀行がやるように借金のお金を創造しています
379
00:35:18,277 --> 00:35:23,613
それらは金利を課すことなしに 公然とおこなわれています
380
00:35:23,613 --> 00:35:30,057
ひとつの例として 時間をお金の単位として使う
バーターシステムとして タイムダラーがあります
381
00:35:30,446 --> 00:35:39,153
全ての仕事が作業時間によって等しく評価され その時間が
商品のドル価格と同じように認められます
382
00:35:39,447 --> 00:35:49,088
この種のマネーシステムは やる気があって
信頼できる参加者を見つけられれば
383
00:35:49,485 --> 00:35:54,114
そして会計の手法を少し工夫すれば 誰でも構築できます
384
00:35:54,501 --> 00:35:58,014
地域のバータシステムを構築することは
385
00:35:58,374 --> 00:36:03,846
例えそれが今ほとんど使われていなくても
あらゆる地域社会において 緊急な課題となるでしょう
386
00:36:04,221 --> 00:36:08,684
貨幣改革 選挙改革
387
00:36:08,684 --> 00:36:14,072
選挙改革のような貨幣改革は 大きなトピックであり 変化への
意欲と既存の概念にとらわれない考え方を必要とします
388
00:36:14,072 --> 00:36:17,781
また貨幣改革は選挙改革のように簡単にはいきません
389
00:36:18,401 --> 00:36:24,961
何故なら既得権益を守るために
彼らは懸命に阻止しようとするからです
390
00:36:24,961 --> 00:36:31,740
お金はただのアイデアであり 現実のお金は何であれ
私たちも創ることが出来ることを見てきました
391
00:36:31,981 --> 00:36:34,926
ここに熟慮すべきひとつのお金の簡単な代替案があります
392
00:36:35,141 --> 00:36:40,382
このモデルは過去に英国やアメリカで機能してきた
システムに基づいています
393
00:36:40,382 --> 00:36:44,813
銀行家ゴールドスミスたちと彼らの準備預金制度によって
蝕まれ破壊されてきたシステムです
394
00:36:45,180 --> 00:36:50,319
永続する金利のないお金を基礎にした経済をつくるために
お金は政府によってつくられ 使われなければなりません
395
00:36:50,553 --> 00:36:57,308
経済を促進させる 道路 鉄道 橋 港 市場のような
社会インフラ整備に使われるのが好ましいでしょう
396
00:36:57,542 --> 00:37:03,846
このお金は借金によって創られるものではなく
価値として創造されるものです
397
00:37:04,057 --> 00:37:09,057
その価値は何であれ 費やされた後 形として残るものです
398
00:37:09,278 --> 00:37:15,663
もしこのお金が 必要性に応じてつくられ 取引高に応じて
容易に増減できるならば インフレなど決して起こりません
399
00:37:15,663 --> 00:37:21,226
もし これによってインフレが起こったなら
二つの有効な方策があります
400
00:37:22,456 --> 00:37:25,966
インフレはお金に関して 一律税の効果に等しいものです
401
00:37:26,559 --> 00:37:32,228
お金の価値が20%落ちるのも 政府が私たちから20%の
税金を取るのも 私たちの購買力に対する効果は同じです
402
00:37:33,032 --> 00:37:37,538
このようにみれば 必要な費用をまかない 限度を超えない限り
課税に代わるインフレーションも許容できるかもしれません
403
00:37:38,130 --> 00:37:41,798
あるいは政府は 過剰なお金を税金として徴収し
お金の供給を減らして
404
00:37:42,217 --> 00:37:47,819
その価値を復元するというインフレ対策を行うこともできます
405
00:37:48,163 --> 00:38:01,238
賃金や物価が下落するデフレをコントロールする場合は
政府は支出を増やし お金を供給を増やします
406
00:38:01,562 --> 00:38:12,673
民間銀行間の貸出競争がなければ 政府は国家の
マネーサプライを もっと効果的にコントロールできるでしょう
407
00:38:12,967 --> 00:38:20,508
事態が悪くなったなら 大衆は誰が
批難されるべきかもわかるでしょう
408
00:38:20,876 --> 00:38:25,573
お金の価値を変動させず保つことは政府の責任となるでしょう
409
00:38:25,573 --> 00:38:32,062
政府は 今おこなっているように 税金も補助的に徴収しますが
民間の銀行家たちに利息を払う必要はなくなります
410
00:38:32,466 --> 00:38:39,737
連邦政府が必要なだけのお金を創るなら
国家に借金は存在しないでしょう
411
00:38:40,051 --> 00:38:50,203
銀行が 財政赤字の利払いを通して 私たちを
永久に隷属させることは不可能になるでしょう
412
00:38:52,046 --> 00:38:53,668
お金は奴隷の新しい形です
413
00:38:54,059 --> 00:38:56,046
それは 人格を持たないことから 特別扱いされてきました
414
00:38:56,351 --> 00:38:59,096
主人と奴隷の間に 人間的関係などないのです
415
00:38:59,096 --> 00:39:03,388
レオ・トルストイ
416
00:39:04,896 --> 00:39:08,266
目に見えない力
417
00:39:07,434 --> 00:39:12,096
自分は自由だと誤って信じている者は 奴隷以下である
418
00:39:12,309 --> 00:39:14,431
ゲーテ
419
00:39:15,044 --> 00:39:21,941
私たちが民主主義や自由として教えられ信じてきたことは
実際には巧妙で目に見えない形の経済的独裁でした
420
00:39:22,264 --> 00:39:27,973
私たちの社会全体が銀行の信用貸しによる
貨幣供給に頼っている限り
421
00:39:28,253 --> 00:39:40,226
銀行家はお金を そして社会を
コントロールする力を持ち続けるでしょう
422
00:39:44,590 --> 00:39:47,128
近代の銀行システムは何もないところからお金を創造します
423
00:39:47,128 --> 00:39:50,873
その過程は おそらくかつて発明されたものの中で
最もビックリ仰天するような巧妙なものです
424
00:39:51,083 --> 00:39:53,323
銀行は不正の中で妊娠し 罪の中で生まれました
425
00:39:53,323 --> 00:39:56,459
銀行は地球を所有しています
426
00:39:56,459 --> 00:39:58,643
彼らからそれを取り上げよう
427
00:39:58,861 --> 00:40:01,171
彼らからお金を創造することをやめさせよう
428
00:40:01,171 --> 00:40:05,500
しかし 彼らはペンをちょっと走らせるだけで
またそれを取り戻す充分なお金を作るでしょう
429
00:40:05,500 --> 00:40:08,412
この強力な力を彼らからもぎ取ろう
430
00:40:08,612 --> 00:40:12,152
そうすれば鉱山のような大きな財産は消えるでしょう
431
00:40:12,152 --> 00:40:14,512
彼らは消え去るべきなのです
432
00:40:14,512 --> 00:40:17,018
そうすればより良い より幸せな世界になります
433
00:40:17,223 --> 00:40:20,349
しかし もしあなたがこのまま銀行に対し支払いを続け
奴隷のままでいるなら
434
00:40:20,349 --> 00:40:21,995
銀行家たちはお金を創造し続け
435
00:40:22,302 --> 00:40:23,915
クレジットを支配し続けます
436
00:40:24,274 --> 00:40:29,236
ジョシア・スタンプ卿 イングランド銀行総裁(1928〜1941)
当時イギリスで2番目の財産家
437
00:40:30,796 --> 00:40:34,712
植民地の無力な人たちが ジョージ三世の手から
永久に自分たちのお金の発行権を獲得しようとして
438
00:40:35,053 --> 00:40:39,221
国際銀行家たちとの間で起こったのが
独立戦争の主な理由だったのです
439
00:40:39,483 --> 00:40:42,312
ベンジャミン・フランクリン
440
00:40:43,353 --> 00:40:47,706
今日 ほとんどの人が 気づいていないことがあります
441
00:40:47,909 --> 00:40:52,996
1776年の革命以来 米国の歴史は大部分において 欧州の国
際銀行家による支配との 自由を得るための闘争であったことを
442
00:40:53,446 --> 00:40:57,332
この苦闘は結局1913年に忘れられました
443
00:40:57,659 --> 00:41:05,233
ウッドロー・ウイルソン大統領が
連邦準備制度理事会条例にサインしたのです
444
00:41:05,443 --> 00:41:13,073
アメリカのお金の創造の権利が
国際銀行カルテルに引き渡されたのです
445
00:41:13,479 --> 00:41:16,256
私はもっとも不幸な人間です
446
00:41:16,256 --> 00:41:19,640
私はうっかりして 私の国を滅亡させてしまいました
447
00:41:19,851 --> 00:41:23,791
大きな産業国家は その国自身の
クレジットシステムによって管理されています
448
00:41:23,791 --> 00:41:26,535
私たちのクレジットシステムは一点に集結しました
449
00:41:26,535 --> 00:41:31,592
したがって 国家の成長と私たちのすべての活動は
ほんのわずかの人たちの手の中にあります
450
00:41:31,592 --> 00:41:36,161
私たちは文明化した世界においての支配された政府
ほとんど完全に管理された最悪の統治の国に陥ったのです
451
00:41:36,365 --> 00:41:40,860
もはや自由な意見による政府 信念による政府
大多数の投票による政府はありません
452
00:41:40,860 --> 00:41:43,183
小さなグループの支配者によって拘束される
政府と化しました
453
00:41:43,586 --> 00:41:45,351
ウッドロー・ウイルソン
454
00:41:45,973 --> 00:41:51,623
このシステムの力は深く浸透してしまっていて
この件に関して 教育やマスコミは沈黙しています
455
00:41:52,154 --> 00:42:02,950
何年か前 カナダの首相が 路上で 普通の常識を持った人々と
高等教育を受けた専門職の人々 両方に調査しました
456
00:42:03,199 --> 00:42:09,469
そして誰ひとりとしてお金がどのようにして創られるか
正確に理解していなかったのです
457
00:42:09,717 --> 00:42:16,395
事実 銀行の第一線にいる従業員を含むほとんどの人が
この問題について考えたこともないのです
458
00:42:17,988 --> 00:42:20,408
あなたは?
459
00:42:24,759 --> 00:42:29,218
アメリカで起こる紛糾 貧苦 混乱のすべては
憲法や連邦の欠陥ではなく
460
00:42:29,582 --> 00:42:33,591
美徳や名誉を欲することから来るものでもなく 紛れもなく お金
クレジット 流通手形の本質を知らないことが原因なのです
461
00:42:34,196 --> 00:42:37,007
ジョン・アダムズ アメリカ憲法の父
462
00:42:37,380 --> 00:42:43,541
現代の借金によるマネーシステムは
300年ほど前に生まれました
463
00:42:43,930 --> 00:42:50,144
イングランド銀行が王室から特許状を与えられ
2:1の穏やかな比率で 金の受領書を発行した時です
464
00:42:50,144 --> 00:42:56,680
このささやかな割合が 悪夢の始まりだったのです
465
00:42:56,680 --> 00:43:02,151
そのシステムは今世界中に及んで 無限のお金を無から創造し
466
00:43:02,449 --> 00:43:12,290
地球の誰もが永遠に決して払うことのできない
膨張する借金で鎖につながられています
467
00:43:12,541 --> 00:43:15,304
これは偶然に起こったものでしょうか?
468
00:43:15,553 --> 00:43:18,609
あるいは陰謀?
469
00:43:18,984 --> 00:43:23,593
明らかでしょう
470
00:43:23,593 --> 00:43:32,933
私たちは とてつもなく大きい危険にさられています!
471
00:43:37,386 --> 00:43:41,750
私たちの国において お金をコントロールする者が
産業や商業の頭となっています
472
00:43:42,510 --> 00:43:48,499
あなたがシステムの頂点にいるほんのわずかな力ある人間に
よって とても簡単に管理されていることに気づく時
473
00:43:48,499 --> 00:43:52,513
如何にしてインフレや不況が起こされてきたかを知るでしょう
474
00:43:52,513 --> 00:43:56,050
ジェームズ・A・ガーフィールド 元アメリカ副大統領
475
00:43:56,697 --> 00:44:00,396
政府は消費者の購買力と政府の消費力を満足させるために
476
00:44:00,605 --> 00:44:05,270
必要とされるすべての通貨やクレジットを
創造 発行 そして流通させるべきであります
477
00:44:05,270 --> 00:44:10,559
これらの法則の採用によって 納税者は
膨大な金利の支払いから救われるでしょう
478
00:44:10,559 --> 00:44:14,569
通貨の創造・発行の特権は 唯一政府の至高の特典である
だけではなく 政府による最も偉大な有意義な機会なのです
479
00:44:14,569 --> 00:44:17,850
アブラハム・リンカーン 暗殺された元アメリカ大統領
480
00:44:18,203 --> 00:44:22,466
通貨とクレジットの管理が政府に返還され そしてそれが
もっとも際立った神聖な責任として認められるまで
481
00:44:22,466 --> 00:44:26,907
議会主権と民主主義について話すことは
無効で無益なものである
482
00:44:26,907 --> 00:44:30,918
一旦 国がクレジットの管理を手放したなら
国の法律を誰が作るとかは問題ではない
483
00:44:30,918 --> 00:44:36,503
一度 高利貸しの手に入ってしまったら
どんな国でも破壊されてしまうだろう
484
00:44:36,503 --> 00:44:40,418
ウイリアム・リオン・マッケンジー・キング 元カナダ首相
(カナダ銀行を国営化した)
485
00:44:40,418 --> 00:44:46,285
ほぼ40年にわたって ワシントンポスト ニューヨークタイムズ
タイムマガジン そしてその他偉大なる出版社の取締役が
486
00:44:46,489 --> 00:44:51,088
我々のミーティングに参加してくれ 公表しないで
静かにしくれていたことに感謝している
487
00:44:51,088 --> 00:44:56,534
それらの年月の間 もし我々が世間の注目の明るい光の中に
出ていたなら 我々の計画を発展させることは不可能だったろう
488
00:44:56,534 --> 00:45:00,623
しかし世界は今さらに洗練されて
世界政府に向けて行進する準備は整っている
489
00:45:00,623 --> 00:45:06,252
その超国家的な知的エリートと国際銀行家の支配力は 確かに
過去の世紀の国家が自分で決めていたやり方より望ましいものだ
490
00:45:06,252 --> 00:45:12,453
デヴィッド・ロックフェラー 1991年三極委員会の演説にて
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00:45:15,362 --> 00:45:17,752
唯一 小さな秘密は保護される必要がある
492
00:45:18,202 --> 00:45:21,466
とても大きな秘密は 大衆の疑い深さによって
公開されず保たれるものだ
493
00:45:21,950 --> 00:45:26,220
マーシャル・マクルハン・メディア 導師
494
00:45:29,172 --> 00:45:37,938
負債としてのお金
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