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資料室

イスラエル・スポークスマン:我々は愚かなアメリカをコントロールしている

2009-02-09 up

パキスタン・デイリー紙(電子版)

http://www.daily.pk/world/americas/9334-israeli-spokesman-says-we-control-stupid-americans.html

イスラエルのスポークスマン、チッポラ・メナチェ女史は、ガザへの猛攻がもたらした否定的な状況がオバマ政権のイスラエルを見る観点に影響を与えるとは心配していないという。
彼女は、「あなたたちはよくご存知でしょう。愚かなアメリカ人も知っているように、誰がホワイト・ハウスの大統領の椅子に腰掛けようと、我々が彼らの政府を支配しています。
お分かりでしょうが、たとえ我々が考えられないことをしたとしても、アメリカのどんな大統領も我々に歯向かおうとはしません。
何ができるっていうのですか?
我々は議会、メディア、ショービジネス、アメリカのあらゆることを支配しているのです。アメリカではあなたは神を批判できても、イスラエルを批判することはできません」と豪語した。

ガザでの最近の一方的な虐殺行為に関して、イスラエルテレビの10チャンネルは、イスラエルの兵力の内、空軍の半分を動員し、2500回以上の空爆を実施した、と報道した。 テレビ局の軍報道官は、360人/平方キロの武装していないガザ住民を3週間でイスラエル空軍は1000トン以上の白リン弾やDIMEを含む爆弾を投下したと報じた。 戦車、火砲、軍艦、兵士らの銃撃などはこれらの爆弾の内には数えられていない。

1週間の空爆後、3万の正規兵と1万の予備役兵を投入。彼らは最新の装備で武装し、空軍の保護を受け、火砲の支援を受けて戦車と共に市街に突入、一般市民の殺戮と道すがらの建物一切を破壊しながら進んでいった。

ガザの外からでは、どれほどの惨劇がなされたか理解することはできない。特に欧米のメディアは殆どその状況をカバーしていない。

この惨状の規模を理解するには、1967年の6日戦争時、イスラエル軍は4つの前線、エジプト、ヨルダン、シリア、レバノン戦線に展開された。さて今回はこのイスラエル軍が小さなガザに対し、しかも武装していない一般人に向かって放たれたことを考えれば理解できる。
最新の数字を上げれば、死者は1350人、その内の40%は子供、5300人が手足の切断など負傷者、この内の80%の人々は、白リン弾の犠牲者だ。
死者の数は、瓦礫を取り除けばまだまだ増大するだろう。また重傷者は時間がたてば死亡者に加わることになる。

イスラエルの戦車は、いくつかの市街では家屋一切を破壊し尽した。戦車砲で家屋を砲撃しアパートの高い建物を破壊した。
ガザは狭い地域なので、パレスチナ人はアパートを高く建てていた。それぞれ15階から20階建てで各階6から8の世帯が入っている。
合計2万棟のビルが完全にまたは一部火災に見舞われ損傷した。国際連合は、5万人がホームレスとなり、現在50ヵ所に設けられたシェルターに避難しているという。
5万名ほどが、親族のところに身を寄せ、あるいは破壊された自宅近くにテントを張って生活している。

イスラエルはあらゆる建物を砲撃標的にした。政府庁舎、警察署、銀行、オフィス、大学、一般市民の避難所だった67の学校、ショッピング・センター、マーケット、工場、水道関連施設、発電施設、一般家屋、アパート、慈善団体の施設。農場、飼育されている動物たち、畑、果樹園なども焼却処分された。
宗教施設は通常一般市民の避難場所になっていたが、特に標的とされた。イスラエル軍は41のモスクを完全に破壊した。51のモスクが損傷した。一つの教会が破壊され、5ヶ所の墓地が砲撃にあった。
イスラエル軍は、国連関連施設のGPS情報を持っていたが、UNRWAのギネス報道官が指摘するように、イスラエル空軍のF-16戦闘爆撃機は、数百人もの一般市民が避難していたことを知った上で繰り返して白リン弾を国連学校に投下した。
少なくとも45人の子供・女性が焼かれ死亡した。

ガザの国連本部は3つの白リン弾のため人道支援用の物資と食料を焼かれた。
そこでは白リン弾のため、3日間燃焼し続けた。国連旗をつけた車両も砲撃の対象になりドライバーが殺された。
医療センター、救急隊員も標的になることを免れなかった。赤三日月アル・カッツ病院は砲弾が着弾し火災に見舞われた。他の二つの病院も砲撃され、世界保健機構はその砲撃について深刻な懸念を表明した。
その他、16ヵ所のクリニック、16の救急車が損傷を受けた。医者は標的となり、負傷者の救助を妨げられた。10人の医療関係者が殺され、その内2名は医者だった。
医療センターは部分的に損傷を蒙った。メディア関係者らはガザに入ることを禁止され、うまく入った者たちは、直接標的になった。いくつかの国際的なそしてアラブのジャーナリストが利用していたアル・シュルクのオフィスビルは直接砲撃された。
アブ・ダビTVの2人の職員が負傷した。ロイター、フォックスTV、スカイ、アル・アラビアTVのオフィスも損傷した。アル・レサラ新聞社の本社も空爆を受けた。

国際的に禁止されている武器である白リン弾、DIME、劣化ウラン弾を使用した。
イスラエル兵は、人々が恐れをなしてガザを離れるようにするため、死んだ人の手足を切断している。
彼らは多くの家族をある建物に誘導し、それを人間の盾とし、その後その建物を砲撃した。
一般市民、子供たちでも直接射殺されている。ある子供たちは何回も撃たれた痕がある。12歳の少年の体には18発、その妹には12発の弾が見つかった。
イスラエル兵はパレスチナ人家族を掃討した。いくつもの家庭が5人、10人と家族をいっぺんに亡くしている。
イスラエル軍は慎重に大量殺戮を行った。最初のインティファーダ(1987年−1993年)では、1162人が殺された。
2回目のインティファーダでは、5500人が死んだ。今回たった3週間で1350人を殺した。

白リン弾を使用し市民を骨まで焼き、彼らの家屋、畑や穀物を焼き払ったのだから、この襲撃はホロコーストだ。
これはホロコーストだと、イスラエルのマタン・ヴィルナイ国防副長官はパレスチナ人を脅している。「カッサム砲を撃てば更なるショア(ホロコースト)が彼らを見舞うだろう。我々は防衛するため持てるあらゆる力を投入する」と語っている。

ホロコーストの犠牲者だという人々の、いったいどんなグループが、別の人々あるいは国民に向かってホロコーストを行うことができるものかと、我々は思わざるを得ない。
パレスチナ人を含むアラブ人はシオニスト・ユダヤに対し共存と和平と安全保障を申し出ているにもかかわらず、ユダヤ的な大量虐殺のスパイラルを煽り、永続させ、強化する、その思想とはなんであろうか? 
その答えは彼らのメディアのアウトレットや、教育者、ラビの教えなどを通して得ることができる。

「パレスチナ人は全て殺されねばならない、男、女、子供、家畜までもだ」と長い歴史のあるツソメト宗教学院院長ラビ・イスラエル・ローゼンは宗教的信念を叫んでいる。

彼は、パレスチナ人はエルサレムに向かってモーセに導かれて進むイスラエル部族を攻撃したアマレク人の民と同じようなものだ」と書いている。
彼は、神がトーラを与えたがそれはユダヤ人がアマレク人を殺すよう示しているし、この教えはユダヤ的法理として知られているという。

トーラは「アマレク人を全滅させよ。彼らを殺しその財産を奪え。憐れみをもってはならない。繰り返し殺し、子供らも殺し、植物も木も残すな。ラクダからロバにいたるまで彼らの家畜を殺せ」

ローゼンは、アマレク人は、特別な民ではなく、ユダヤ人に敵対するクリスチャンやモスレムと同様だ、と語る。
多くのラビは、ローゼンの見解を支持する。
セファラディの主席ラビ・モルデカイ・エリヤフはガザの絨毯爆撃を擁護し「ガザの一般市民を分け隔てなく絨毯爆撃することに対する道徳的な禁制はまったくない」
(エルサレム・ポスト紙2007年5月30日号).
彼の息子のシュミエル・エリヤフは、父親の見解を増幅させ、「もし彼らが100人殺されても止めねば、我々は1000人を殺すであろう。そして更に1万、100万だって殺すだろう」という。
ガザのパレスチナ人は無害な市民ではない。戦争のときは個人ではなく、国家としてイスラエルは戦う」

イスラエルの教育者、学者、政治家は、公けに、パレスチナ人の全滅の考え方を擁護する。
ナチュム・ラコバーは法学者だが、「人々は殺人者に投票したのだ。そして我々を殺すためにその者たちを送った。ガザの市民を無害な人々などということは悲劇的な喜劇だ。市民は殺人者らのパートナーなのだ」という。

正統派シャス党のエリ・イェシャイは、「敵を殲滅することはトーラによって許可されている」と語る。
多くの政治家は「ガザを地表から一掃」する必要性を語っている。また「あそこで動くもの一切を殲滅せよ」という。

右派の政治家のアビグドール・リーバーマンは日本に対しアメリカが第2次世界大戦時に原爆を投下したことを例に取り、ガザを核攻撃することを提案している。
この「殲滅の思想」はイスラエルでは決して少数派の意見ではない。
イスラエルと欧米のユダヤ人の主流の考え方である。
通俗的な考え方は「もし聖書の時代に神が殲滅を命令したとすれば、現在はいけないのか? 神はその考えを変えたのか?」確かにユダヤの神は人種差別的殲滅の神である。

ここにイスラエル・ユダヤがメディアを通じてラビや学者らに洗脳されている例が見て取れる。
2009年1月11日にニューヨーク市で公開したメシアニック正統派チャバド・ルバビッチのマックス・ブルメンタルのビデオを見ると、この考え方が表れている。
イスラエルのスポークスマンのナチャム・アブラモビッチはパレスチナ人の子供を「彼らを見ると幼いが、彼らはテロリストの心を持っている」と語る。
彼らの無害そうに見える外観を見るな。彼らのうちにある悪魔を考えるべきだ。 …
私は、彼らが大人になればテロリストになると確信している、彼らの成長を我々がゆるせばだが・・・彼らを大人にさせ、あなたの子供らを殺させるべきと思うかね、それとも今すぐ彼らを亡き者にするべきかね? 道徳的な人は本物の人間と家畜人間との識別をするべきだ。我々は家畜人間を殺すがそれは申し訳ないと思ってするのではない」

アブラモビッチが言う家畜人間とはユダヤ教の信仰にある、ユダヤ人は神の選民であり、従ってエリートであり純粋血統種だが、他の非ユダヤ人らは、動物の魂が人間の肉体に宿ったもので、ユダヤ人に奉仕するべき存在だ、ということからきている。したがって家畜人間を殺すことは丁度、狩猟で鹿や鳥を殺すことと同じだ、となる。

【原文】http://www.asyura2.com/09/wara6/msg/563.html

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